【ロンドン=近藤雄二】サッカーの規則改正を協議する国際サッカー評議会(IFAB)は5日、スイスのチューリヒで特別会合を開き、ゴール判定の補助に機械を利用する「ゴールラインテクノロジー(GLT)」を導入することを正式決定した。 国際大会では、12月に日本で開催されるトヨタ・クラブワールドカップ(W杯、読売新聞社協賛)から本格導入されるが、イングランド・プレミアリーグも5日、早期導入を表明した。 IFABは、2010年ワールドカップ(W杯)で誤審騒ぎが起きたことなどを受けて昨年8月から新技術を試験的に実施。その結果、複数のカメラで多角的にボールの位置を割り出す方式と、チップを埋め込んだボールの動きを磁気センサーで捕捉する方式の二つを使用することを承認した。