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ブックマーク / ahnenerbe.hatenadiary.org (2)

  • 壊すふりをしていた西尾維新、直すふりをしていたエヴァ - Ahnenerbeの日記

    シンジ君が徹頭徹尾成長しない主人公であるのに対し、 戯言シリーズの主人公、いーちゃんは成長してしまう。 エヴァではシンジ君が成長したかのようなシーンは確かにある。例:『男の戦い』 しかし話数が進むと、彼がただの一時の気分でその行動を取ったに過ぎない事が、くどいほどに描写される。 劇場版を見れば一目瞭然だろう。彼は全く成長などしていない。変化は多少したようだが。 そう、主人公を成長させ、ストーリーを直そう(トラウマを治そう)としているように見せかけていたのだ。エヴァという物語は。 翻っていーちゃんはどうか。彼は壊れていた。 そこに新鮮さを感じていた。既存の枠に囚われない自由闊達な人物像だと思った。 しかし、彼は壊れていなかった。(と、いう事にした) 身近な人の死を経て、彼はなんと成長してしまった。 人でなしの戯言遣いは、ただのいい人、優しい人になってしまった。 斜に構えているけど当は優しい

    壊すふりをしていた西尾維新、直すふりをしていたエヴァ - Ahnenerbeの日記
    nekozea
    nekozea 2008/06/19
  • 西尾維新は「捨てる」のが上手いよね - Ahnenerbeの日記

    前から思ってたけど、西尾維新は「捨てる」のが当に上手い。普通なら必要だと誰もが思っていたものを、なんの躊躇も未練も葛藤もなく捨てるのが上手い。読者が読みたいものと読みたくないもの、それを魔性じみた感性で察知してザックリと切り捨てる。 戯言シリーズにおいて、警察の存在が全くと言っていい程出て来ないのはその典型だ。ファンタジーなどであっても、異常事態や殺人事件が起きたら申し訳程度であっても警察が出てくるものだ。しかし「そんなクソリアルなんてつまんないよね」と言わんばかりに、その存在を徹底的に無視する。見え見えなほどに無視する。誰もがこれは不自然だ、ありえないと思っていても、過剰で華美で華麗な文体の前に「ま、細かい事はどうでもいいか」と思えてくるのだ。 我々は西尾維新にリアルを求めているのではないのだから。 これはなかなか出来ない。コロンブスの卵とでも言うべき発想の転換が必要だ。それに読者を納

    西尾維新は「捨てる」のが上手いよね - Ahnenerbeの日記
    nekozea
    nekozea 2008/06/19
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