なんかひょんなことから月蝕歌劇団の公演を観てきた。 『怪人二十面相 黒蜥蜴復活篇-ガス人間第二号とフランケンシュタイン-』 『ピーターパン 月蝕版』 自分にとっては初めての月蝕歌劇団。 忘れてしまわないうちに記憶を記録に変えるため、レビューを残しておくことにする。 (月蝕歌劇団を知らない人は目の前の箱でググってほしい) . ■全体として 劇団が標榜しているところの“アングラ”とは何か、つかんだ。 マジックリアリズムと大衆演劇の合体だ。 これ、過去の演目を見る限り、そう間違ってはいないはず。 自分のボキャブラリでいうと、ボルヘス、池澤夏樹、イタロ・カルヴィーノ、筒井康隆、このあたり(マルケスは積ん読状態なので知らん)。 『怪人二十面相』やら『ピーターパン』やら、もとからマジカルな舞台設定の既存作品をさらに2つも3つもカットアップ、マッシュアップして、"魔法世界の中で、さらに有りえねぇ超現実が