2016年製作 1978年生まれの台湾の女性監督ホアン・フイチェン 同性愛者の母親を撮ったドキュメンタリー プロデューサーは台湾を代表する監督ホウ・シャオシェン 2019年 アジアで初めて同性婚が合法化された台湾 だが 1950年台の台湾の農村は 父親を中心とした 「家」の制度が支配する保守的な社会だった。 母アヌは親の勧める男性と結婚 しかし 夫は博徒で酒乱のDV男だった。 ある日 母は娘二人を連れ家を出る。 この映画の監督である長女は 学校へも行かず母親の仕事 「死者の霊を鎮める道士」の手伝いをして大きくなる。 同性愛者の母の人生を知りたい 自分は母に愛されていたのか それがこの映画を撮る原点だ。 カメラの前に母は ポツリポツリと自分の事を話し始める。 そして 監督である娘も辛い過去を告白する。 映画を見ていない私だが 「キネマ旬報」の記事と短い予告編だけで 素直に心打たれた。 「日常