2012年01月19日11:40 カテゴリ科学/文化 サイエンス2.0 クルーグマンのブログ経由で知ったが、ResearchGateというウェブサイトが注目されているそうだ。これは専門的な論文を投稿するSNSで、研究者だけにユーザーを限定し、その論文を互いに査読するものだ。NYタイムズもいうように、これはレフェリーの代わりに「多くの目」で論文をチェックするサイエンス2.0である。 自然科学の世界では、一刻でも早く成果を公表しないと業績にならないので、昔からネットニュースは速報の場になっていたし、arXivはディスカッションペーパーのプラットフォームである。2006年には、PerelmanがarXivに投稿したDPがフィールズ賞の授賞対象になった(本人は拒否)。 学術誌の査読は、一部の一流誌以外はちゃんと読んでいない。人数は少なく報酬はわずかだし、同業者の論文にいちゃもんをつけて落としたり、