昨年11月末にオミクロン変異株が初めて報告されてからの10週間で、世界中で新たに発生した患者数は9000万人に達します。これは新型コロナ感染流行が始まった、2020年全体の累積患者数を上回ります。WHOは、一部の国が予防措置を緩め、オミクロン変異株の深刻さを過小評価していることを懸念しています。 ドイツ国営の国際放送メディアである徳国之声の記事より。 WHOのテドロス事務局長 WHOのテドロス事務局長は1日の記者会見で、『感染防止はもはや不可能だし、する必要もない』との説が、いくつかの国で流布していると懸念を示しました。 テドロス事務局長は、各国が流行に対する勝利を宣言したり、諦めて対策を放棄するのは時期尚早であると強調しました。 さらにテドロス事務局長は、「ウイルスが変異を続け、危険な状態が続いており、オミクロンを過小評価してはならない」と警告し、「世界のほとんどの地域で死者が増加してい