JRが高校生のために用意した代行輸送バス=長野県小諸市の小諸駅前で2019年10月18日午前7時11分、坂根真理撮影 台風19号の大雨被害により鉄道各社の運休が相次いだことを巡り、JR東日本長野支社が、小海線を利用する高校生専用の代行輸送バスを運行した。高校側に連絡した以外は非公表でバスを用意した同支社は「列車が動かなくても大人は車で通勤できるが、高校生はそうはいかない。学校を休まずに通ってもらいたかった」と説明している。【坂根真理】 18日朝。JR・しなの鉄道小諸駅(長野県小諸市)の前に到着した大型バス2台には、小海線沿線の高校に通う数人の高校生の姿しかなかった。一番乗りだった佐久平総合技術高(佐久市)2年の女子生徒(17)は「列車は止まっているけど、学校からバスがあることを教えてもらって来た。小海線が止まると、学校にもどこにも行けなくて困っていたので、ありがたい」と話した。 JRで最も