山本:助教の山本です。まずは簡単な自己紹介と、それから研究内容を。 欅:D3の欅です。私は博士後期課程から入学しました。修士までは情報検索が主の研究室にいたのですが、進学してもっと幅広く学びたいという気持ちが強くて、メディア処理やユーザインタフェースの研究をしているこの研究室に来ました。 現在、XML部分文書検索の研究をしています。普段インターネット上で検索しても、文書中から必要な情報を自分の目で探す必要があり、苦労して全部読んでも欲しい情報はなかった、ということがよくあります。取り組んでいるXML部分文書検索は、検索エンジンがどのあたりを読めば良いか要点部分を示してくれます (図1)。読むべき箇所が一目瞭然なので、ユーザが楽できます。これまでは正確な検索を研究していましたが、最近は実用という観点から、文書が大幅に更新されても正確かつ速く検索結果を提示する研究に力を入れています。しかし、正