就職超氷河期と囁かれ始めた時代に、それなりの大学の商学部に入ったのは7年前の話。 苦労して勉強して入った大学生活を楽しまなきゃ損だ、と思ってサークルに入ってみた。 王道のサッカーサークル。 練習そこそこで、四季に合わせたイベント・合宿、そして毎週開かれる飲み会。 バイトした金をそのまま飲み干す高田馬場。 楽しかった毎日でした、と思い返せればいいんだけど、あの時期の大学生でそんなこと思える奴っていないと思う。 早稲田でも、慶応でも、東大でも。 大卒内定率が40パーセントを下回るってのが定着し始めて、 大学生って人生のモラトリアムじゃなくて、 将来が不明確なのを4年間も強制されたショクギョウになってしまったんだよね。 就職が決まらない、って先輩たちがサークルにはごろごろいて、 これが数年後の我が身かと見せつけられれば、ほんとに怖くなる。 就職出来るだけで運よくて、もし仮に大企業だったらそりゃも