まずは、何もない状態からAが事業を始める。そこで5億円の利益が出る。何もない状態にAが加わることで、0円→5億円に利益が増えた。ここでのAの貢献分は5億円だ。 次に、BがやってきてAと合併した。今度は55億円の利益が出る。Aだけの状態にBが加わることで、55-5=50億円も利益が増えている。ここでのBの貢献分は50億円だ。 最後にCが合併した。すると、120億円の利益が出る。55億円だった利益が、Cが加わることで120億円まで増える。ここでのCの貢献分は120-55=65億円だ。 このように、A→B→Cという順番で合併した時は、それぞれの貢献度はA:5億円、B:50億円、C:65億円となるわけだ。「私のおかげでこれだけ利益が増えたよね」という数字だ。 しかし、これは合併する順番で数字が変わってしまう。そこで、すべての順番で貢献度を求める。そして、その平均を取ることで、同時に合併した時の貢献
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