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ブックマーク / www.persistent.org (70)

  • 1分じゃわからないUXをめぐる議論 | インタラクションとデザイン

    注)個人的にはもう少し整理して書きたいのですが、夜の勢いで書きました。 前回「1分でわかるUIUXをわかりやすく説明する写真とお話 」を書きました。 そして先日ごんざれふ の大坪さん(研究者の仲間)にブログで突っ込まれました。せっかくですのでブログの私もfacebookのコメントのところ(ブログトップページからでないと見られませんが)に書き込んだ内容をこちらのブログにも書いておくことにします。 透明なインタフェースという幻想 まあそれも一つの割り切り方と思うけど、なんだか変な気がする。「当の問題」は何かを見極めるのが大切だ、と説いているけど、「当の問題」か否かを決めるのはユーザの主観でしかないと思うんだけどね。 ATMで並ぶことを解決するには、、と問題を始めているがこれは「ユーザにとってATMは並ばず、素早く使いたいに違いない」という前提がある。これはどこから来たんだろうね? ユーザ

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    niche 2012/11/09
  • 1分でわかるUIとUXをわかりやすく説明する写真とお話 | インタラクションとデザイン

    ユーザインタフェース 使いやすいように、 わかりやすい画面に、 間違えにくいように、 美しい情報デザイン、 丁寧な説明。 すばらしいユーザインタフェースができた。 ユーザエクスペリエンス しかし、そのATMは少し時間がかかった。 結果的にお客さんは並ぶことが多くなった(気分を害す、イライラ)。 「お金を引き出す、預ける」という銀行の体験は悪くなってしまった。 解説(UIからUXが重要と言われようになった理由) この場合、良いユーザインタフェースを設計できたとしても、並んでしまうことを問題として扱わなくなる。ユーザインタフェースの設計としては、最高のATMを提供することはできるだろう。しかしユーザエクスペリエンスからみると、最高の預金・引出体験にはらない。つまり、最高のUIを提供しても、ユーザの問題を解決したことにならない。だから「ユーザの体験という視点からUIを設計していこうよ!」という流

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    niche 2012/10/31
  • 明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科はどこまで数理なのか? | インタラクションとデザイン

    こんなことを東京女子大学の渡辺先生(以前の研究室の先輩です)にこんなこと言われてしまったので、ちょっと雑談を。 明治大学 「総合数理学部」と聞いてイメージするのは「数学」ですよね? あまりにも数学過ぎる。少しでも数学に抵抗があると「私には違うな」って否定されてしまいそうな名前ですよね。今回の記事は、少しだけ数学を保留にして総合数理学部の魅力が伝えようという内容です。明治大学としても、総合数理学部という名前をつけた以上数理を売りにしていく広報戦略です。数理としての売りは家に任せて、ここでは「コンピュータ≠数学」ことなどをお話したいと思います。 総合数理学部と言いながらも、「文理融合型」です。受験科目見てください。数III 数Cなしでも受けられるようになっているのはそういうことです。(まだ過去問はないからどういう試験になるかは理工学部とか参考にするしかないですが)重要なのは入試より授業カリキ

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    niche 2012/10/30
  • インタフェースデザインやインタラクションデザインがなぜ重要か? | インタラクションとデザイン

    はじめに 人が関わるものすべてにインタフェースがある。そして、インタフェースは人の行為をつくる。あるいは「行為に影響するように物の設計を考えることがインタフェースの設計」と言えるかもしれない。 行為は人の経験をつくる。連続する行為は活動つくり文化をつくる。だからインタフェースは重要である。人にとってこんなに質的で、文化にとっても重要な現象を、なぜもっと注目しないのだろうか。インタフェースに人類の未来があると言ってもいいほどだ。 この文章は、インタフェースやインタラクションだけにフォーカスし、その視点から、それがいかに重要であるかを記述する試みである。 *書いた後に思うことは、僕自身はインタフェースはコンピュータから外に向かっていて、コンピュータの中を操作すためのものじゃないこと。だからこんな発想になる。でもこれはユビキタスコンピューティングや実世界指向など一連の思想の流れの結果だとは思っ

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    niche 2012/04/26
  • Keita Watanabe | Interaction and Application Design Research

    を書きました。『融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論』 (1月21日より販売開始) 研究室のwebページ仮オープン(2014.3.1) インタラクション2014にて「Arctanbler:空中でも水平を得られる計量カップ」がインタラクティブ発表賞受賞(2014.2.27) 明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科に異動しました(2013.4.1)

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    niche 2011/05/30
  • 「自由帳」というネーミングとターゲッティング | インタラクションとデザイン

    大学生になったころ、ふと「自由帳」という名前に疑問を持ち、「自由帳という名前をつける日の学習帳すごい」と感動しました。自由とはとても難しい概念であるのに、小学1年生から自由帳(じゆうちょう)という名前の付いたノートを使うからです。そして、ノートを「目的で定義」することと、「スペックで定義」することが、ものを作ったり売ったりするときの発想において重要であることに気づきました。 日の学習帳、たとえばジャポニカ学習帳は「こくご」「さんすう」など学習の目的に応じたノートを販売しています。中身は国語であれば、縦に文字を書くようにガイドが描かれています。算数であれば数字の学習をしやすくなるようなガイドがあったり、罫線のような柄であったり、そして、それぞれマスの広さなどバリエーションがあります。 そして「自由帳」はそれらのガイドがなく「無地のノート」です。目的でタイトルをつけているシリーズですから、

    「自由帳」というネーミングとターゲッティング | インタラクションとデザイン
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    niche 2011/04/29
  • AirSketcher: Direct Air Instruction Techniques for Electric Fan

    AirSketcher: Direct Air Instruction Techniques for Electric Fan AirSketcher, a novel electric fan that enables the user to directly control the directions and paths in which wind is blown, is presented. AirSketcher is a robotic fan with two servomotors to control its orientation and an embedded camera. We introduce three techniques that allow the user to control and design wind direction and path:

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    niche 2011/01/11
  • Web の地上化 ~ 生活に溶け込ませるブラウザの発想と戦略 ~ | インタラクションとデザイン

    11月20日(土曜日)のFirefox Developers Conference 2010にて講演します。 http://mozilla.jp/events/2010/fxdevcon/ 現在参加受付しているそうです。 —- 「Web の地上化 ~ 生活に溶け込ませるブラウザの発想と戦略 ~」 ユーザが積極的にデバイスやブラウザにかかわらなければ、価値ある情報にあふれた Web であっても、Web の恩恵を受けることはできません。セッションでは、Web と人々が日常生活の文脈の中で出会うための発想 《Web の地上化》 をキーワードに未来のブラウザや Web あり方ついて一緒に考えていきたいと思います。 —- 生活の文脈や時間の観点から日常生活の中でコンテンツを消費していく発想についてご紹介していきたいと思います。

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    niche 2010/11/15
  • インタラクションデザイン研究会を開催します。 | インタラクションとデザイン

    私たちはインタラクションデザインの観点から我が国のものづくりに貢献し、産業の活性化を目指します。 今日、ほとんど製品はソフトウェアなしに考えられません。また、ユーザインタフェースが優れていて、利用体験が魅力的でなければなりません。「見た目を美しくすること」だけがデザインではありません。タッチパネルにすることが優れたインタフェースではありません。多機能になり「できることが増えること」と「人がやることが増えること」は一致しません。つまり、「できる」からと言って、人が「やる」とは限りません。 重要なことは、いかにして「人がやるか」です。そして、それはニーズや欲求の「調査」から生まれるものではありません。人々が生活の中で「やっている」ことから「発見」されるものなのです。製品を作る上でエスノグラフィが注目されるのもこのためです。 これまで日の工学、ものづくり企業は新しい「できる」をたくさん作り出し

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    niche 2010/05/28
  • アイデアは間接努力でつくる。

    勝手に部屋は散らかるのに、勝手に仕事は片付かない。 これは重要なことだ。つまり、どちらも「自分でやっていることなのに」だ。 ここにユビキタスの質がある。そして、アイデアに出会うための戦略がある。 いつのまにか散らかっている机、部屋。私は、この「いつのまにか」の力を自分にプラスに働くようなシステムをつくりたいと考えてきた。たとえば、いつのまにか、「ある英単語」を覚えている。そういう世界だ。 Memoriumは眺めるインタフェースという提案をした。眺めるインタフェースというのは、持続的な情報提示が可能にする、生活のすきま時間を利用して情報を獲得していくインタフェースだ。 たとえば、メインタスクがある場合でも、それ以外の周辺の物を視野に入らないように遮断するような環境を作り出さない限り、周辺にあるほかの物が必然的に視野に入ってしまう。また、人間 はさまざまな原因(たとえば、水を飲む、トイレにい

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    niche 2010/03/30
  • 「永遠に将来」 高校での講演 | インタラクションとデザイン

    学校は、「将来やりたいこと」を考えさせてくれるけど、「今やりたいこと」を考えさせてくれない。そして「卒業しても将来やりたいことしか考えられない人間」になる。「将来」「夢」さらには「目標」に潜む、罠である。—永遠に将来。渡邊恵太  (2010.1.16 @twitter)(1)(2) 今年で4年目となった。 今年は少し、出だしを変えて話し始めた。 実は私の母校の高校で課題研究を進めるに当たり、「人生を変えた課題研究」と題して2学年250名に対して講演4年前から行っている。2時間近くの講演だ。プレゼンテーションは、最初と終わりが肝心だから、今年は最初に言いたいことを持ってきた。内容は高校生にしては少し過激かもしれない。 将来の夢と言わずに、いまやってみたらどうか?と問いかけ、課題研究は唯一それをやっていい時間であると伝えた。私自身は、高校のとき課題研究でやりたことを見つけて、それを始めてしまっ

  • 未来のアプリケーション | インタラクションとデザイン

    といったとき、何を想像するか。 最近の問題意識は、日も世界も「アプリケーション研究」の遅れ。 コンピュータを何と見立てるか。何なのか。どう使うものであるか。という定義に関して、新しい提案をあまり聞かない。 アランケイはコンピュータをメタメディアと言っていたけど、 (http://www.ijinden.com/_c_05/Alan_Curtis_Kay.html) メタメディアであることを知った上で、「これは○○で、こういう使い方をするんです」というような、魅力的な「定義」がすくない。 「こういう使い方をするんです」という話で、ちょっと面白いのはあるかもしれない。でも、そういうのはもういい。いま必要なのは、Whatのほうで、Howじゃない。インタフェースやインタラクションの研究者はHowをよく考えているけど、ぶっとんだWhatがあれば、徐々にHowもぶっとぶ。 では、HowじゃなくてWh

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    niche 2010/02/22
  • CastOvenがMashupAward5で優秀賞+審査員特別賞受賞 | インタラクションとデザイン

    リクルート主催の今年で5回目のMashupAwardにCastOvenを出展し、優秀賞+審査員特別賞を受賞しました。 優秀賞者は大賞へのノミネートということで、5組が表彰式当日に5分間のプレゼンを行いました。 かなり綿密にプレゼンを計画して、プレゼン自体は大成功だったのですが惜しくも大賞は逃しました。 ただし、急きょ、審査員特別賞が特設され大賞に続く特別な賞として評価されました。 当日のプレゼンの様子と審査員講評 多くのサイトで記事にもなっています。(一部をリンクします) D89クリップ(13)マッシュアップを超えたマッシュアップを-Mashup Awards 5表彰式レポート(1/3) – @IT YouTubeを見れる電子レンジ:慶應大学SFC研のプロジェクト | WIRED VISION ASCII.jp:Twitterで殴り合うアプリが1位!?MA5表彰式から 海外でも記事になり、

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    niche 2009/12/13
  • EyeWish: 目を閉じることを利用したインタラクション手法

    ニュース WISS2009にて発表. 2009.12.2 概要 「目を閉じる」という行為は日常的で容易な行為でありながら,さまざまな意味を持っている.研究では,こうした目を閉じるという行為を,「願う」「祈る」「想像する」といった文化的なメタファとして捉えた新しいインタラクション手法「EyeWish」を提案する.EyeWish はカメラから入力した画像を用いて,目の検出を行い,目を閉じる/開くという行為を通じてインタラクションを行う.論文では,EyeWishのコンセプトに基づきWishTrend, WishMusic, WishMemoryの3つのアプリケーションを試作した. 発表 渡邊恵太,塚田浩二.EyeWish: 目を閉じることを利用したインタラクション手法. WISS2009予稿集, December, 2009.[pdf]

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    niche 2009/12/11
  • 新しいモノ作り感覚とその実践@ORF2009トークセッションで話します! | インタラクションとデザイン

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    niche 2009/11/18
  • IDEOを超えよう(1) | インタラクションとデザイン

    なんだか、みんな「ブレスト」ばかりに注目していませんか。 IDEOに注目すると、チームで付箋ぺたぺた貼って議論している、あの様子にあこがれる。 ああすればイノベーションがおこせる!と思ってしまいがちです。 でも、IDEOに学ぶべきことは、それよりずっとたくさんある。 そして、付箋をぺたぺた貼ったからといって、いい成果がでないこともまた事実。 私がIDEOを知ってから、もう10年になります。2000年の大学入学して1年の授業で、IDEOのショッピングカートの案件のプロセスのビデオ(以下ビデオ)を見たり、現場にいって作業をしている人の横で行動を観察し記述したりしました。(私のグループは「病院」の調査をしました) 授業の中では、実話に基づく映画「アポロ13」も見ました。これはチームワークでのあらゆる問題解決と、短時間でのロケット内のありものだけを使ったプロトタイピングが参考になります。 船内のあ

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    niche 2009/10/14
  • 博士の学位を取得しました。 | インタラクションとデザイン

    1999年からインタフェースに興味を持ち、大学へ進学し、10年が経過しました。先月、2009年8月26日付で、博士の学位(政策・メディア)を取得することができました。 写真は、副査をしていただいた徳田先生とツーショット@学位授与式 博士論文のタイトルはいろいろ変更があり、最終的には「パーシステントインタラクション:時間に拘束されない情報システムの研究」となりました。 これは、主に時間とインタラクションデザインということでこれまでの研究をまとめたものです。 学部卒業し、修士を卒業し、とまったく卒業した感覚がありませんでしたが、ようやくこれで大学生を修了できたと感じています。 今後もみなさまよろしくお願いします。

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  • 世の中進歩堂@BSジャパンで紹介されます | インタラクションとデザイン

    という番組で、10月11日(日)20:30 〜21:00 安村研究室が紹介されます。 収録は、なかなか難しいですね。うまく編集してくれていると思いますが、たじたじでした・・・笑 それと、プロデューサーが、でんわんを取り上げたいというので、急遽復活させたり、どたばたでした。 収録の様子の写真。

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  • アイデアは誰でも持っている | インタラクションとデザイン

    春ごろから、少しこれまでを振り返り、自分がどういうスタイルで研究をしてきたかを「アイデアのつくりかた」というスライドにまとめて、5月の研究室の合宿と、7月の椎尾研、暦研、増井研、安村研合同合宿で、発表しました。なんと、思い返して書き綴ると、153枚くらいのスライドになった。今でもどんどん増えている。そして、これが意外と評判がよくて、増井さんにもほめられました。 と、こんな感じではじまります。導入は、アイデアは誰でも持っているとしてはじまります。では、いったいどうすればアイデアが実現するのか、約10年の経験を踏まえて語っています。 アイデアというと「アイデア自体」が重要とされることが多いと思いますが、私の経験からは、半分くらいは「アイデアを出すときのコミュニケーション」に問題がある。と感じました。 つまり、 「すっごいいいアイデアおもいついた!」 ↓ しゃべる ↓ だいたい否定される。 ↓

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  • エスノグラフィの研究者より人間に詳しい人 - 観察と記述(2009-04-17)

    エスノグラフィの研究者より人間に詳しい人 それは、アニメーション作家である。 ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法 ― The Illusion of Life ―(フランク・トーマス/オーリー・ジョンストン) 理由は簡単だ。 観察するだけにおわらず、アニメーションとして人の動きを作り出すからだ。人の動きは環境との関係性も把握することになり、それは単に人間だけの動きというよりも、環境との関係性のデザインである。 このはまだ読み切ってないけれど、「動き」の教科書だ。動きとは、動物の質だから、動物の質、動物の構造を環境との関係で記述する教科書ともいえるだろう。 アニメーターはキャラクターを描画し作れるようになれば、観察の視点はよりいっそう深くなる。 宮崎駿の師匠ともよばれている大塚康生の特集ビデオ。 これはかなり面白かった。これをみれば、アニメーターの人と道具や環境にたいするまな