株式会社シマンテックは4月28日、2009年の「インターネットセキュリティ脅威レポート」を発表した。サイバー犯罪者が盗んだ個人情報が売買されるアンダーグラウンド市場の“闇サイト”では、メールのアカウント情報が約85円で取り引きされ、スパム送信などに悪用されているという。 シマンテックは、メールアカウントが「お菓子より安い値段」で売買され、サイバー犯罪者はアドレス帳を悪用してマルウェアを配布していると指摘。アドレス帳の情報をもとに送られたスパムメールを受信したユーザーは、「知っているメールアドレスから来た」として、そのメッセージを信じやすい傾向があるとしている。 闇サイトで取り引きされるメールアカウントから、銀行口座のパスワード、住所、電話番号、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などの個人情報が盗まれることもあるという。被害者が利用するサービスのパスワードがリセットされ、実質的には