5月2日に公開されたコラム(「巨人の選手だったんですか?」巨人をクビになりハローワークに通った田原誠次が、工場勤務で見つけた“本当の幸せ”)に多くの反響をいただき、ありがとうございました。 僕としては特別なことをお伝えしたつもりはなく、ありのままのお話をしたつもりでした。それなのに文春野球コラムの歴代最多HIT数を記録したと聞き、驚きました。現役時代はヒットを打たれないようにしていたので複雑ですが、うれしかったです。 公開前に妻に原稿を見せたところ、妻は「真剣に見られない」と言っていました。油断すると泣いてしまうというので、僕がいない時に読んでもらいました。妻のもとにも好意的な反響が多数寄せられたようです。 そんななか、多くの読者の方が僕に対してこんなイメージを持っていたと聞きました。 「田原さんって、球団に中継ぎの待遇改善を訴えた人だよね?」 今から5年前、2018年の契約更改で僕は保留
「しゃべるなって言ってんだろ。黙ってろ。メシ来るまで」 東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」。 入院する患者に対して看護師らが日常的に暴行や虐待を繰り返していた疑いが濃厚になっている。手足をベッドに縛りつけて身体拘束する。寝たきりの患者に対して看護師らが乱暴な言葉を吐く。殴る。耳をつまむ。患者が求めるケアをわざとしない。満足に体位交換などをせず、床ずれ(褥瘡)を深刻化させて患者に苦痛を与える。 NHKが1年がかりで取材した圧倒的スクープ 患者が退院したいと訴えても退院させてもらえない。退院する時は死亡した時、という死亡退院の割合が極端に多い。そんな実態が次第に報道されるようになってきた。「このままでは殺されてしまう」。患者たちはそう訴えていた。 思わず目をそむけたくなる……。耳をふさぎたくなる……。おぞましい実態が明らかになりつつある。 「滝山病院」に関連して、メディア関係者で実態を察知
横浜高校から2012年に日ハムに入団した近藤は、19、20年と最高出塁率のタイトルを獲得。代表の国際大会では過去に3度、優勝している。 大谷翔平も日ハム時代に「あのバッティングを超えないと、DHの僕は使ってもらえない」と語っていたほど。練習にも熱心で、 「試合後、年上のスタッフがティーバッティングに付き合っていた時のこと。出すボールのタイミングが悪かったのか、『遊びでやっているんじゃないんですよ!』と怒っていたのも、1度や2度ではない」(前出・記者)
「伊集院、おまえなんだよ。レーティングで裏はねえだろ」 2月21日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で太田光が熱弁をふるった。ラジオの聴取率調査週間に、『安住紳一郎の日曜天国』の裏番組で伊集院光が『オールナイトニッポン』の55周年特番に出演。太田が“TBSラジオの看板”と称する伊集院の行動を問題視したのだ。ラジオ関係者が説明する。 三村社長がレーティングの裏番組に出ても構わないと言った 「2ヶ月に1回ある聴取率調査(=レーティング)は、テレビの視聴率調査と同じようなもので、番組はその数字で判断されます。各局とも、その週を“スペシャルウィーク”と呼んでいて、リスナーへ豪華プレゼントをしたり、大物ゲストを呼んだりして力を入れます。太田さんは『安住、伊集院はTBSラジオの二枚看板なんですよ』と話した上で、大事なレーティングの時に裏番組に出た伊集院さんに疑問を投げ掛けたのです」
“ピエリ守山”と聞いて、ピンとくる人はなかなかの廃墟マニアだ。琵琶湖のほとりにある滋賀県最大級のショッピングモール「ピエリ守山」。しかし、この商業施設が有名になったのは、今から約10年前だ。200店舗あったテナントが経営不振で次々に退店し、末期には10店舗まで減少。巨大な施設に人影がなくなり、施設内の照明だけが煌々と灯され続けたことから、「明るい廃墟」と揶揄されてネットで話題になった。 当時、ブログに投稿されたピエリ守山の写真を見たことがある。路面店のようにシャッターがないので、施設の奥には閉店したお店の闇が果てしなく続く。にもかかわらず、通路の照明が明るいので、余計に不気味さが漂う。施設内の通路には誰も歩いておらず、忽然と人が消えてしまったSF映画のワンシーンのようにも見えた。 ひやかし半分で、「明るい廃墟」に行ってみたいと思う時期もあった。しかし、いつしかピエリ守山の名前は記憶の彼方に
驚くほどにスッキリとした表情をしていた。プロ11年間、2015年には自己最多の34試合に登板し、翌16年にはプロ初完封もマークしている。戸田隆矢は、左肘の故障もあり、2022年オフ、カープのユニフォームを脱いだ。 その野球センスの高さは、左のエースに台頭していても、何の不思議もなかった。 通算95試合、11勝7敗1セーブ。潜在能力からすれば、「完全燃焼」とは言い切れまい。しかし、目の前での口ぶりは実に清々しいものがある。 「僕ね、体を動かすのは得意だし、暑さに強いです。なんといっても、カープの由宇練習場(山口県岩国市)で鍛えられていますから。そもそも、汗をかくことは好きです。仕事しながら汗をかくことって、幸せですよね」 「あの頃から、農業のことが頭にありました」 レモン農家に転身するらしい。 これまでも、セカンドキャリアの話をすることはあった。 「いやいや、野球で夢を見せてよ。ここからだよ
12月21日、元欅坂46の平手友梨奈(21)が、「HYBE JAPAN」が設立した新たなレーベル「NAECO」(ネイコ)に移籍することが発表された。 2015年、14歳で欅坂46に加入した平手は、グループのデビューからすべてのシングル曲のセンターを務める絶対的なエースだった。しかし2020年1月23日に突然のグループから脱退。その後は数々のドラマに出演し、女優業を軸として活躍してきた。 「『平手あっての欅坂』と言われるほど欅坂というグループにとって平手の存在は大きかった。結果的に平手を欠いた欅坂は櫻坂46に改名しています。脱退後はアーティストとしてだけではなく、女優としても活躍。『ドラゴン桜』や『六本木クラス』などの話題のドラマに出演し、女優としての才能を発揮していました」(スポーツ紙記者) 平手が移籍することになったHYBEはBTSやジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデと言った世界
ドラッグストア「スギ薬局」が各店舗に対して“暖房禁止令”を出し、従業員から「凍えそうだ」などの悲鳴が上がっていることが「週刊文春」の取材でわかった。 スギ薬局は業界5指に入る大手ドラッグストアチェーンで、持株会社「スギホールディングス」(愛知県大府市)は東証プライムに上場。売上高は約6200億円(2022年2月期)、従業員数は約7300人を数え、約1500店舗を関東、東海、関西、北陸地方に展開する。 「会社から各店舗に対して、『12月も暖房の使用を控えるように』との趣旨のお達しがありました。雪が多い地域の店も一律です。もともと冷暖房使用に厳しい社風で、春や秋は禁止ですが、今年は『節電』を理由に12月も解禁しなかったんです。夕方以降は極寒で凍えそうです」 都内の店員Bさんもこう語る。 「お客さんから『寒すぎる』と何度もクレームが来ました。しかし、上の命令には逆らえず、使い捨てカイロで耐えてい
司直の手に落ちた「五輪招致のキーマン」と「長銀を潰した男」——。文藝春秋10月号より、ジャーナリスト・西﨑伸彦氏による「高橋治之・治則『バブル兄弟』の虚栄」の一部を掲載します。 ◆◆◆ 「中心になってやって欲しい」 東京都が2016年五輪の招致に敗れ、再び次の2020年五輪招致に向けて正式に立候補を表明した約1年3カ月後。12年12月に、それまで下野していた自民党が再び政権に返り咲き、第2次安倍晋三内閣がスタートした。
「見えるものしか見ない。しかし目を皿のようにして見る。そして見破る。」 独特の観察眼によるテレビ批評・消しゴム版画などで、多くの熱狂的なファンを生んだナンシー関氏。彼女がこの世を去って19年が経つが、今もなお切れ味鋭い表現の数々は色褪せることがない。彼女の慧眼はどのように磨かれてきたのだろう。 ここでは、小説家・ノンフィクション作家として活躍する関川夏央氏が、記憶に残る著名人の晩年を描いた『人間晩年図巻 2000-03年』(岩波書店)の一部を抜粋。稀代のコラムニストの晩年を紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 「図工といえば版画」だった ナンシー関は1962年、青森市で食堂、駄菓子屋、ガラス屋を経営する関家の長女として生まれ、直美と命名された。家業はのちガラス屋一本にしぼった。彼女はラジオ深夜放送を愛した世代で、高校3年が終る頃始まった「ビートたけしのオールナイトニッポン」から
「今度は“乃木坂”の公式ライバル」AKBの産みの親・秋元康(64)が“国民的アイドルグループ”をまたプロデュース! 企画・立案・調整はエイベックスのなぜ?
◆◆◆ 最初のきっかけは「中学3年生の夏、止まらなかった鼻血」 ――「全身性エリテマトーデス」とはどのような病気でしょうか? 後藤邑子さん(以下、後藤) 自己免疫疾患のひとつです。本来、免疫というのは外から入ってきたウイルスなどの外敵と戦うものですが、それが自分の体の細胞を攻撃してしまう病気です。 血液だったり、臓器だったり、あるいは皮膚だったりと、どこを攻撃するのかわからないので、「全身性」といいます。原因は、まだハッキリとは突き止められていないようです。 ――病気が発覚したのはいつでしたか? 後藤 2012年に倒れて入院し、そのときに検査してわかりました。 もともと私は別の自己免疫疾患、特発性血小板減少性紫斑病(血小板に対する「自己抗体」がつくられることで、血小板が破壊され、出血の危険が高まる病気。国が指定する難病の対象)というのを長く患っていたので、その症状がひどくなったのかと思って
なんと“あの”ホークス仏壇が売れた。 九州を元気にするプロジェクト「ファイト!九州」の一環として、九州8県・計9種類の伝統工芸とのコラボ商品を製作して販売。そのうち地元・福岡県の伝統工芸品である「八女福島仏壇」とコラボした仏壇に、ホークス球団グッズ史上最高額の170万円の値が付けられたのだった。 しかし、今年4月8日に発売がリリースされたものの反応は芳しくなかった。そんな情報を聞きつけて誕生したのが、5月7日付の文春野球コラム「『正直困っておりまして…』170万円の“ホークス仏壇”一つも売れず…担当者の本音」だった。幾ばくの読者に届くか分からないが、たとえ少数だとしてもホークス仏壇の存在を知ってもらうことが第一だろう。そんな思いから考え付いた企画だった。 まさか、それが大きくバズった。ヤフトピに取り上げられたのだ。1400を超えるコメントもつき、かなりのPV数があったと推測される。 だが数
「メンバーが倒れたり、車椅子でうなだれたり…」 新作映画で加速する日向坂46の“AKB化” ファンが知らないメンバーの「裏の顔」を見せるのは必要か
今季から北海道日本ハムファイターズの監督をつとめる新庄剛志氏(50)が2006年にドーピング(薬物使用)検査の結果、陽性反応が出ていたことが、ジャーナリスト鷲田康氏と『文藝春秋』の取材で明らかとなった。06年当時、日本ハム球団代表だった小嶋武士氏が事実関係を認めた。 ◆◆◆ 06年4月18日オリックス戦でシーズン第2号本塁打を放った新庄監督は、「28年間思う存分野球を楽しんだぜ。今年でユニフォームを脱ぎます打法」と、突然、現役引退を表明する。実は、この劇的な引退宣言の裏で、薬物問題が起きていた。 「覚醒剤成分の検出」との衝撃的な報告 日本のプロ野球界では、2006年からドーピング検査がスタート。ただし、初年度は日本野球機構(NPB)と選手会の間で、違反行為が見つかった場合も氏名非公表、罰則なしとの合意がなされていた。 「開幕直後にNPB初のドーピング検査が行われ、その対象となったのが日本ハ
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