テレビや新聞で毎日のように取り上げられるChatGPT。多くの企業で活用・応用に向けた多様な試みが始まり、ネット上にはその情報であふれている。ただし、大手企業が本格導入したケースは少ない。そのレアケースにチャレンジし、しかも導入からわずか4カ月で、成果や課題などについて社外に発表した企業がある。それが、パナソニック コネクトだ。導入の発案者でありプロジェクトのリーダーでもある、同社 IT・デジタル推進本部 戦略企画部 シニアマネージャーの向野 孔己氏に、ChatGPTを活用した取り組みの成果や課題、成功の秘訣を聞いた。 放送・映像制作、通信・ネットワーク、パソコン・タブレット、産業用機器など、非常に幅広いB2B領域のビジネスをカバーするパナソニック コネクトは、あるプロジェクトで一躍、注目を集めた。同社は、国内の全社員約1万3400名に対して、ChatGPTベースのAIアシスタントサービス