VMware NSXを語る上で、VXLANという機能は”L2延伸”や”拠点間L2接続”などの目的で登場します。(勿論VMware NSXにおけるL2機能の利点はこれだけではありません) 例えば、VXLANを利用することで拠点間での仮想マシンのvMotionを行う際に、通常であればサイト毎にIPアドレッシングが異なる場合があるが、VXLANを利用することで、サイト間接続時もIPアドレスを変更せずとも、シームレスな移行が可能となります。 この様に上記で、拠点間での通信を例に挙げられてもなかなかピンと来ないケースもありますので、段階を追って説明をしたいと思います。 ケース1:1つのスイッチに2つの端末が接続された例(同一サブネット) まず、1つ目の例です この例では、Host1と2は相互にPingコマンドによる応答性があると言えます。 結論:同一のIPサブネットは、L2ネットワーク上で構成するこ
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