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2008年5月13日のブックマーク (1件)

  • 第21回 「船頭多くして船山に上る」はシステム障害修復の最悪事態

    面白いもので,どんな組織やプロジェクトにも“有事”を好む人がいるものだ。こういう人はたいてい,普段は何をやっているのか分からないほど地味で目立たないくせに,いざ大事件が起こると「待ってました」とばかりに目を爛々と輝かせて表舞台に出てくる。 表舞台に出るのは勝手だが,困ったことに現場の指揮を執りたがる。有事の際の指揮系統の乱れによる問題の長期化や泥沼化は,このような目立ちたがり屋の船頭が“我も我も”と出てくるという,実にくだらない原因で起こることが多い。 システム開発プロジェクトの“有事”であるシステム障害にも全く同じことが当てはまる。プロジェクトの計画から設計,コーディング,テストまで順調に進んでいるときは目立たない人物が,システム障害が発生し,その規模が大きければ大きいほど活気づいて指揮を執りたがる,といった光景を目にしたことのある読者も多いのではないか。 そんな輩が2人,3人と出てきた

    第21回 「船頭多くして船山に上る」はシステム障害修復の最悪事態