「韓国語には、英語や日本語、漢字表現が混ざっています。南よりも北の言葉が本来の言葉に近いです」 ソウルと平壌(ピョンヤン)を行き来し、南北の言語を研究してきたオーストラリア国籍の朴ギソク金日成(キム・イルソン)総合大学言語学博士(56)が、北朝鮮の言語の動向を平壌旅行記で紹介した本「JS−156」(クルヌリム)を最近出版した。「JS−156」は、北朝鮮・平壌と中国・瀋陽を往来する高麗(コリョ)航空の飛行機の便名。同書は、現在、北で使われる「口語」と「文語」を「労働新聞」の記事や北朝鮮のテレビ連続ドラマの台詞、歌詞、スローガンなどで紹介した。 「最近、平壌では工事が多いです。ある工事現場に『平壌市をすばらしく立ち上がらせる。一層出て行こう』というスローガンがありました。『元気よく立ち上がる』という意味の「立ち上がる」は、韓国ではあまり使われません。しかし、北朝鮮では『建設する』という言葉の代