目的は何なのか? 2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会ホームページ(HP)が何者かにサイバー攻撃を受けた。4日午後8時半ごろから5日午前9時過ぎまでHPが見られない状態になっていた。情報が盗まれたり、サイト内で何かが書き換えられたりという被害はないという。組織委によると、大量の通信でサーバーに負荷をかける「DoS攻撃」だった。何もなくてひと安心だが、専門家は「情報が盗まれる可能性もありました」と指摘。どんな情報が盗まれるというのか。 組織委の武藤敏郎事務総長(72)は5日、「サイバー攻撃だという認識だ」と明言。「いわゆるDoS攻撃で、情報が大量に送られてくるというもの。サーバーを遮断して悪影響が広がるのを防いだ。原因は精査中です」と説明した。 DoS攻撃とはサーバーに短時間に大量のデータを送り付け、機能停止に追い込むものだ。「ロンドン五輪の話もあり、こういうことが起こることは