【日本の議論】小選挙区選挙は日本の風土に合致するのか? 民主の議席、206の試算も 「大局観ある政治家減った」 (1/5ページ) 2009.10.4 18:00 民主党の圧勝で鳩山政権がスタートし、閣僚たちは選挙戦で掲げた公約の実現に向けて動きを加速させている。選挙に惨敗した自民党では総裁選も終わり、党勢の立て直しが最大の課題となっている。一方、選挙の在り方そのものに目を向けた議論は低調なままだ。利害や思惑も絡み、わが国に真にふさわしい選挙制度についての議論は、政治家からはなかなか聞こえてこない。小選挙区比例代表並立制による選挙は、日本にとって妥当な仕組みなのだろうか。このテーマについて今回は考える。(安藤慶太)民意によると… 衆院選は現在、小選挙区比例代表並立制で行われており、立候補者の名前を記入して投票する小選挙区では、全国を300の選挙区に分けてそれぞれにつき1人が当選。また、政党