日本列島を襲う「異常気象」が、プロ野球の日程にも影響を与えている。雨で中止になる試合が例年より多く、予定通りに試合を消化できない可能性が出てきた。特にセ・リーグは、4球団の本拠球場がドームではなく屋外のため、状況は深刻だ。セは順位も2位以下が混戦で、最悪の場合、最終順位が確定しないままクライマックスシリーズ(CS)に突入する事態も考えられる。「4位以下のチームが日本シリーズ出場」という前代未聞のケースもないとはいえない。 9日、阪神―巨人戦(甲子園)は四回途中、雨のためノーゲームとなった。阪神の試合が中止になるのは、今季18回目。残りは27試合もあり、各メディアは「最大20連戦の可能性も」と大きく取り上げた。 日程が過密になるのは、CSまでに全日程を消化することが前提だからだ。今季のCSはセ、パ両リーグとも10月13日から第1ステージ(レギュラーシーズン2位と3位の対戦)が開幕する。日程は
スポーツ振興くじ(toto)の一つとして検討されているプロ野球の「野球くじ」導入が当面見送られることが4日、分かった。日本野球機構(NPB)が、協議を進めているスポーツ議員連盟と金銭面などで折り合いがつかなかった。当初、一部関係者が「早ければ2019年から導入」としていた野球くじだが、少なくとも20年までの導入はなくなった。NPB側は「継続審議」としているが、導入を断念する可能性も出てきた。 複数の関係者によると、野球くじ導入を進める超党派のスポーツ議連の幹事長を務める遠藤利明・元五輪相と、NPBの斉藤惇コミッショナーが5月31日に会談。条件が合わないとして両者が「仕切り直し」を確認したという。4日のNPBの理事会で各球団に報告された。 NPB側はくじの売り上げにかかわらず、一定額の助成金をまとめて受け取りたいと要望していたが、Jリーグは事業ごとに第三者機関が配分額を決めており、議連側は「
プロ野球の西武は、幅広い層に観戦に訪れてもらおうと、埼玉県所沢市にある本拠地の球場などの大規模な改修工事を行うことになりました。 22日、球場の駐車場で起工式が行われ、球団の後藤高志オーナーなどが球場のマウンドをイメージして土を盛った所にバットでくわ入れをしました。 改修工事ではバックネット裏に、12球団の本拠地としては最大規模となるおよそ430人を収容できるラウンジを新設したり、砂かぶり席を設置したりするなどとしています。 総事業費はおよそ180億円で、3年後の2021年春の完成を予定しています。 後藤オーナーは「工事の安全を祈願するとともに日本を代表するボールパークをつくり上げたいと心に誓いました。地域に愛される球団を目指し地域に貢献していきたい」と話していました。 プロ野球 西武はこれまでに10度の日本一を果たしています。 昭和61年から平成6年の森祇晶監督の時代には9年間で6度、日
2018年、みんなで苦悩している案件がある。 北海道日本ハムファイターズが誕生して15年目の節目を、今シーズン迎えている。選手も、球団職員も全員で共有している揺るがない理念がある。 “Fan Service 1st(ファンサービス・ファースト)” ファンの方々を、第一に考える。そのマインドに則って、選手たちはプレーをする。職員たちは業務にあたる。ファンの方々への敬意と感謝を胸に刻み、日々を過ごしている。ルーキーに対しては入団時の講義などで徹底的に、その意義をレクチャーする。在籍中の選手に対しては、その精神が少しでも揺らいだような言動が見受けられた場合には、注意喚起をする。 具体例を挙げれば全力疾走を怠ったりすることが、それに該当する。ファンの方々に失礼にあたる、との概念からである。また状況に応じて可能な限り、リクエストに応じようとも呼び掛けてある。サインをする、握手をする、また記念撮影をす
4月17日から19日にかけて、広島東洋カープ対東京ヤクルトスワローズ3連戦が行われた。17日は呉で、18日と19日はカープの本拠地・マツダスタジアムでの一戦。結果的にヤクルトは3連敗を喫し、昨年の優勝チームと最下位チームとの実力差を改めて痛感することとなってしまった。そして、それ以上に残念なことがあったのだけれど、それは後述したい。この3連戦のうち、僕は18日と19日の両日、マツダスタジアムのビジターパフォーマンス席(通称・ビジパフォ席)で試合を観戦した。この席はビジターチームのファンのために用意された専用の応援席である。 今季からスタートした「燕征(えんせい)」企画 今年最初のマツダスタジアム開催だということもあったし、抱えていた大きな仕事が一段落したので、休暇を兼ねてのんびりしたかったこともあった。それに、この両日はプロ野球ファンとして注目したい「ある試み」があったので、ぜひ自分の目で
思わぬところから鉄道新駅の話題が出た。JR北海道・千歳線の北広島駅から札幌方向へ約2キロ。札幌駅から約20キロの地点だ。ここに北海道日本ハムファイターズの本拠地が移転すると内定した。 北広島市が「きたひろしま総合運動公園」を再整備し、野球スタジアムを中核施設とした「ボールパーク」を建設するという。この構想の中に、新駅の誘致が含まれていた。新駅関連の話題だからもっと早くから認知しておくべきだった。しかし、私のプロ野球の興味は巨人軍V9時代で終わっていたため、情報収集の視野になかった。 北広島市が2016年12月20日に球団に提出した提案書(関連リンク)によると、スタジアムの周囲にショッピングモール、ホテル、サブ球場、キャンプ場、広大な芝生広場を2カ所、人工池、ゴーカートコースなどを擁する。構想図には「ジップライン」という乗りものがあって、これはワイヤーを張って滑車で滑り降りるというアトラクシ
昨年11月に就任した日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナー(78)が、このほど日刊スポーツのインタビューに応じた。開幕を目前に控え、野村証券副社長、産業再生機構社長などの経歴を持つ経済界の重鎮に、NPBが12球団と検討を始めた「野球くじ」などについて聞いた。(取材・構成=斎藤直樹) <一問一答> -セ、パ両リーグの開幕を前に心境は 「フレッシュです。キャンプは12球団見ました。寒い中で体をつくっていくのは大変な仕事だなと。監督は優勝を期待されて大変なプレッシャーがあると思う」。 一ファンだったこれまでと違い、トップとして現場の努力を目の当たりにした経験は今後に影響するだろう。2月、NPBが超党派のスポーツ議員連盟から野球くじの再検討を昨年に要請されていたことが判明した。NPBは野球振興事業に年間約1億円を使うが、野球くじは新たな財源として選択肢に挙がる。では、その事業の対象となるアマ
【パ×Full-Count】セを凌駕するパの勢い 躍進の裏にあるリーグビジネス パ・リーグ 2015.01.01 2018.01.25 Twitter Facebook LINEにおくる Bookmark PLMの村山良雄社長が語る日本プロ野球の未来 今、パ・リーグが熱い。プロ野球ファン人口の調査結果によると、ファン全体の総数はここ10年で減少傾向にあるが、パ・リーグに限定すれば上昇しており、2004年から2009年で504万人増、さらに2014年までは198万人増で、もうすぐ2000万人に達する勢いだ。10年前にはセ・リーグの5分の1程度だったファン人口は今や2分の1ほどにまで差がつまっており、「人気のセ、実力のパ」という言葉もすっかり死語となりつつある。 なぜこれほどまでにパ・リーグの躍進が際立つのか。その裏には、パ・リーグ6球団が共同で2007年に設立したパシフィックリーグマーケティ
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
プロ野球、DeNAを昨シーズン、19年ぶりの日本シリーズ進出に導いたラミレス監督が、日本国籍の取得に向けた手続きを進めていることを明らかにしました。 ラミレス監督は、日本国籍を取得する理由について「日本のことを愛しているし、日本人を愛している。妻も子どもも日本人だし、日本に住んでいる。私は日本に来て多くのことを学んだし、いろんな人に支えられたので、ここでいろんな人にお返ししていきたい」と説明しました。そのうえで、「これから日本人として日本の野球界に貢献していきたい。将来的には日本代表の監督や指導者になるのが夢だ」と語りました。 ラミレス監督はベネズエラ出身の43歳。平成13年から日本のプロ野球でプレーし、首位打者に1回、ホームラン王に2回、打点王には4回輝き、来日した外国の選手では初めてとなる通算2000本安打を達成しました。 独立リーグを経て平成26年に現役を引退し、おととしのシーズンか
年が明け、プロ野球選手の自主トレが始まった。この後、春季キャンプ、オープン戦と続き、3月30日に公式戦が開幕する。 各球団が本拠地を置く首都圏以外の地域では、今もプロ野球の中継は、地域によっては2桁台の視聴率も見込める、ゴールデンタイムの主要コンテンツだ。それでもビジターゲームまでコンスタントに放送されているのは、関西地区での阪神戦くらい。 敵地開催のリーグ優勝決定戦や、クライマックスシリーズ(以下、CS)、さらには日本シリーズとなれば、視聴ニーズは高まるものの、確実に全国放送されて視聴できるのは日本シリーズくらいだ。 スカパー!なら全球団の全試合を網羅しており、視聴できない地域は一部の離島などに限られる。ほぼ全国どこからでも視聴できるが、有料放送だけにハードルは高い。 本拠地球場で開催されるパブリックビューイング(以下、PV)は、遠く離れた敵地開催のゲームを通い慣れた本拠地球場で見られる
25年ぶりのリーグ優勝を果たしたプロ野球の広島カープは21日、地元の広島市に5億円を寄付したと発表した。長年応援してくれた市民への恩返しという。活用法については市と話し合い、少年野球に使用できるスポーツ広場の整備に4億円、世界遺産・原爆ドームの保存に1億円とする方針。 カープ広報によると、昨年までエースだった前田健太投手がポスティングシステム(入札制度)で大リーグに移籍し、譲渡金が入ったことも理由の一つとする。 広島市の松井一実(かずみ)市長は「戦後復興の歴史の中、市民に夢と希望を与え、苦楽を共にしてきたカープから多額の寄付をいただくことは非常に感慨深いものがある」とし、「スポーツの発展や核兵器廃絶と世界恒久平和の大切さを訴え続ける原爆ドームの保存のために有効に活用させていただく」とのコメントを出した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く