東京電力は5日、福島第1原発事故後の社内テレビ会議の映像のうち、8〜9月に報道機関に限定して閲覧を許可した約150時間分の中から、新たに計約5時間50分の映像をホームページで一般公開した。3号機の水素爆発直前の緊迫したやり取りや、本店からの指示に吉田昌郎所長(当時)が「ディスターブ(邪魔)しないでください」といら立つ場面などが含まれている。 【東電テレビ会議】福島第1原発事故 東電がTV会議公開 150時間分、報道陣に限定 東電によると、今回公開した映像は、閲覧した報道機関から「追加公開すべきだ」という要望があった161の場面で、すべて音声付き。8月6日から公開している約1時間半の映像と同様、幹部以外の社員の個人名が分かる映像や音声には、ぼかしや「ピー」という音をかぶせる修正が施してある。 公開映像は、東電のホームページ(http://photo.tepco.co.jp/date/2