プラスとマイナスの効果を総合して、実質国内総生産(GDP)を3・2兆円(0・66%)押し上げる効果を見込んだ。 プラスの効果は、日本の関税撤廃で安い農産品などの輸入が増えることによる消費の拡大効果が3兆円(0・61%)と最も大きい。他のTPP参加国の関税撤廃で日本の工業品などの輸出が増える効果は2・6兆円(0・55%)と見積もった。このほか、日本への投資拡大などの効果が0・5兆円(0・09%)あるとみている。 マイナスの効果は、安い農産品などの流入が国内の農林水産業に与える打撃を2・9兆円(0・6%)と見積もった。