【ウォータータウン(マサチューセッツ州)=足立大、山口香子】19日午後8時50分(日本時間20日午前9時50分)、ヘルメットに分厚い防弾チョッキで身を固めた特別機動隊(SWAT)の隊員約10人が通りに姿を見せ、その中の1人が、「やったぞ」と親指を突き上げて、ジョハル容疑者を拘束したというサインを送った。 その瞬間、集まった住民から「よくやった」「ありがとう」と拍手と歓声がわき上がり、警察官も握手を交わし合った。 現場はボストン郊外のウォータータウン地区にある高級住宅街の一角。昼間は膠着(こうちゃく)状態が続いていたが、午後7時頃、複数の銃声が静寂を破った。ジョハル容疑者が身を潜めた通りの入り口には多くの住民や報道陣が集まり、総勢約300人に膨れ上がった。 「パン、パン」という銃声を7発聞いて身が震えたという近所のキャサリン・ヤンさんは、「犯人が捕まって一安心だが、なぜ19歳の少年がこ