'We will win, and win big(私たちは勝つ。圧勝する)'とトランプが言った通り、結果は決定的だった。 ヒラリーはラティーノ(中南米系のアメリカ人)が25%を占めるフロリダ(選挙人29人)で負け、アフリカ系アメリカ人が21%を占めるノースカロライナ(15人)でも負け、労働組合が強い工業地帯のオハイオ(18人)、ミシガン(16人)、ウィスコンシン(10人)でも負けた。 ニューヨーク州の隣にあるペンシルバニア(20人)でも負けるのだから、これはもうどうしようもない。 今回の大統領選挙はベルリンの壁の崩壊に匹敵する重要性を持つ。 ベルリンの壁の崩壊が共産主義の終わりを示したように、今回の大統領選はここ数十年続いてきた経済的自由主義・社会的自由主義に基づいた社会の終わりを示すものである。 このような自由主義的なイデオロギーではもはや、今日の社会が直面する問題を解決する事はできな