PostgreSQLの設定ファイルであるpostgresql.confには性能に関する項目がいくつかあります。まずはこれらについて見直しましょう。 shared_buffersには、PostgreSQLのデータベースエンジン(バックエンド)が使用する共有メモリ上のバッファ領域を指定します。shared_buffersは大きすぎても小さすぎても性能が低下します。初期状態ではinitdbの自動設定機能により、1000程度に設定されていると思いますが、できれば8000〜10000程度まで引き上げた方がよいでしょう。これ以上の値を指定すると、バッファ管理のオーバーヘッドにより逆に性能が低下します。 shared_buffersを大きくするとpostmasterが立ち上がらないことがあります。その場合はOSの共有メモリ領域を拡張します。共有メモリの拡張方法の詳細は、PostgreSQLマニュアルの「