さあ、今日の人はマイナーです。 いつも読んで下さってる方の1人もこの人を知らないと断言できる。 元ネタの小説は20年以上前に絶版になってるし、作家の代表作でもありません。 今日は橋本治『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』より 登場人物の一人、鬼頭一さんです。 橋本治大好き!というのは以前も書きましたが、 『ふしぼく』(略称)は私と橋本治の出会いの書です。 図書館から「この作品はもういらないから誰かにあげる」と放出されていた処分品を ミステリー小説好きの親が文庫の上巻だけ持って帰って放置していたのを見つけたのでした。 内容的には以前も少し触れたとおり、殺人事件+変わりゆく東京の風景、なのですが ものすごいリアルな筆致で「殺人事件に巻き込まれた青年の手記」が綴られているので 読んだ当時、新聞縮刷版まで図書館で調べて、殺人事件の有無を調べた程でした。 (フィクションなので事件は存在し
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