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ブックマーク / xtech.nikkei.com (64)

  • 日常生活で耳が聞こえづらい人向け、聴力強化イヤホン「Jabra Enhance」の実力

    GNオーディオジャパンが補聴器を手掛けるGNヒアリングジャパンと開発した「Jabra Enhance(ジャブラ エンハンス)」は、聴力強化機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン型のデバイスだ。軽度難聴者向けの補聴器として管理医療機器の認証を受けているのが特徴で、GNヒアリングジャパンが2022年2月から販売している。40歳から60歳ぐらいの年代で、格的な補聴器を使うほどではないが日常生活で耳が聞こえづらいと感じることがある人をターゲットにしているという。

    日常生活で耳が聞こえづらい人向け、聴力強化イヤホン「Jabra Enhance」の実力
  • 世界初の論文、「街路を歩道化すると沿道店舗はもうかるのか」問題に決着?

    自動車中心の道路から歩行者・自転車中心の街路への転換は、周囲の店舗にどんな影響を与えるのか。道路整備に関する古くて新しい問題に対し、“飲店については”ポジティブな影響を与えるという世界初の論文が話題を呼んでいる。 2005年のこと。当時、スペインのバルセロナ都市生態学庁に勤務していた吉村有司氏(現在は東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)は驚いた。 バルセロナのグラシア地区で、自動車中心の道路を歩行者・自転車中心の空間へと変更する事業が進んでいた。今でこそバルセロナは歩行者空間化の先進都市だが、当時のグラシア地区の事業はそのパイロットプロジェクトとして位置付けられていた。プランニングのため、現地を訪れた時だった。 「やめてくれないか」 当該道路に面する小売店や飲店の店主など複数の関係者からこう言われた。よくよく理由を聞いてみると、彼らの言い分はこうだった。街路を歩行者空間にすれば

    世界初の論文、「街路を歩道化すると沿道店舗はもうかるのか」問題に決着?
  • [脳に挑む人工知能8]米中と日本、AIビジネスの優劣を分けたのは「実装力」

    機械学習や自然言語処理といった人工知能AI:Artificial Intelligence)の領域で、優秀な人材の奪い合いが世界各地で起きている。ITpro連載「脳に挑む人工知能」第8回以降は、日、米国を中心としたAI人材獲得の現場をレポートする。 TOEIC 900点、博士号、実装力 東京・千代田区にあるリクルートホールディングスのオフィス。同社が2015年4月に開設した人工知能研究所(Recruit Institute of Technology)を統括する石山洸氏は、毎日のように採用面接を繰り返していた。 その目的について、石山氏は「リクルートが人工知能で世界トップになるため、トップ級の研究者にジョインしてもらうこと」と語る(写真1)。 採用の条件は厳しい。TOEIC 900点以上の英語力と、機械学習に関する博士号相当の研究実績、そして人工知能を具体的なサービスに結びつけるソフト

    [脳に挑む人工知能8]米中と日本、AIビジネスの優劣を分けたのは「実装力」
  • 画像認識の性能は圧倒的、他領域ではまだ発展途上

    一口にディープラーニング技術といっても、用いられるニューラルネットワークの構造や手法はさまざまだ。画像認識や音声認識、自然言語処理、ロボット制御などタスクごとに使われ方は異なる。ここではそうしたタスクごとにディープラーニング技術の現状を見ていく。 ディープラーニング技術のブームの火付け役となり、最も成果が上がっているのが画像認識である。2012年に「ILSVRC(ImageNet large scale visual recognition challenge)」という画像認識のコンテストで、ディープラーニング技術を用いたチームが既存手法を用いたチームに10%以上の大差を付けて優勝。以来、ディープラーニング技術は世界的な注目を集めるようになった。 ディープラーニング技術を画像認識に用いる場合、現在では「CNN(convolutional neural network)」という構造を用いるこ

    画像認識の性能は圧倒的、他領域ではまだ発展途上
  • 「Excel方眼紙」で業務アプリ開発――グレープシティが「Forguncy」発売

    グレープシティは2014年10月8日、Excelを使う感覚で業務アプリケーションを開発できるツール「Forguncy(フォーガンシー)」を10月15日に発売すると発表した。Excelを方眼紙のようなマス目にして利用する「Excel方眼紙」に着目し、Excel方眼紙を作成しているような“Excel名人”が、プログラミングなしで業務アプリを構築できるツールとして提供する。 Excel方眼紙は、Excelで帳票などをレイアウトするテクニックとして使われるもの。セルのマス目を方眼紙状にして、レイアウト時のグリッドとして活用したり、任意の数のセルを「結合」して複雑な枠組みの表を作成したりする用途に使われる。一方で、Excel方眼紙には強い批判がある。複雑にレイアウトされたExcel方眼紙は、「後からの修正や改良が難しい」「作った人にしか分からず、引き継ぎができない」「業務アプリとの連携が困難で、デー

    「Excel方眼紙」で業務アプリ開発――グレープシティが「Forguncy」発売
  • 数理科学的バグ撲滅方法論のすすめ 第4回 関数型言語とオブジェクト指向,およびOCamlの"O"について

    関数型言語とオブジェクト指向は相容れない,という説をよく聞く。たしかに「オブジェクトは状態を持つ」「関数型プログラミングでは,できるだけ破壊的代入を行わない」とすれば,二つの概念は矛盾しているようにも思われる。また,技術的観点以外にも,「とかくシンプルさを好む多くの関数型言語プログラマが,何かと物事を複雑にする(と思われている)オブジェクト指向を嫌っている」という面があるかもしれない。 しかし,個人の好き嫌いはさておき,実際問題として,関数型言語とオブジェクト指向は大いに関係がある。むしろ,基礎理論については,ほとんど同じコミュニティの人たちが取り組んでいる,と言ってもいい。例えば,以下のような研究が,1980年代から現在に至るまで行われている。 関数型言語のモデルであるλ計算という体系において,オブジェクトを表現する研究(参考リンクなど) λ計算にならい,(プロトタイプベースの)オブジェ

    数理科学的バグ撲滅方法論のすすめ 第4回 関数型言語とオブジェクト指向,およびOCamlの"O"について
  • 軽いノリでつくった技術が750万人を魅了した理由

    覇権交代が激しいネットサービスの世界で、ユーザー数を伸ばしている動画のライブ配信アプリ(アプリケーション・ソフトウエア)があります。ユーザー数が750万人を突破した「ツイキャス」というアプリです。最大の特徴は、スマートフォン(スマホ)のカメラを使って手軽に、無料で動画による生中継が可能であること。日発のアプリサービスながら、海外のユーザーが多いことも注目に値します。 国内では、10代から20代前半の若者、スマホを使うのが当たり前の「スマホネイティブ」を中心に人気を集めているサービスです。中学生、高校生、大学生の1/3以上が日常的に利用しているといいます。 今回は、このツイキャスがヒットするに至った経緯に迫ってみます。ユーザー数を拡大するスマホ生中継サービスは、どんなきっかけで開発されたのか。その秘密の扉を開いてみましょう。 とにかく根っからの技術者 ツイキャスは、モイ(東京都・千代田区)

    軽いノリでつくった技術が750万人を魅了した理由
  • 住友電工情報システムが申請・承認SaaSを強化、Excel取り込んで画面を設計

    住友電工情報システムは2014年6月17日、申請・承認ワークフロー機能をSaaSの形で利用できるようにした「楽々WorkflowIIクラウドサービス」(写真)を強化し、Excel帳票を取り込んで申請フォーム画面を自動生成できるようにした。Excel帳票のイメージを忠実に再現できるので、電子申請に不安があるユーザーやWebブラウザー画面での入力に抵抗があるユーザーにも違和感なく使えるとしている。 楽々WorkflowIIクラウドサービスは、Web型ワークフローソフト「楽々WorkflowII」をSaaS化したもの(関連記事:住友電工情報システム、“根回し”ができる承認ワークフローをSaaSで提供)。特徴は、ノンプログラミングでワークフローを開発できることと、根回し(事前通知)などの日の商習慣を実現できること。 申請画面は、データ項目の選択やマウス操作だけで設計できる。また、あらかじめ稟議処

    住友電工情報システムが申請・承認SaaSを強化、Excel取り込んで画面を設計
  • ソフト工学の“集大成”「SWEBOK」が10年ぶり改訂、今秋にも日本語版

    ソフトウエアエンジニアリングの知識体系である「SWEBOK(SoftWare Engineering Body Of Knowledge)」が10年ぶりに改訂した。名称は「SWEBOK V3.0」。早ければ今秋にも日語版が登場するとみられる。日語訳は前版の「SWEBOK 2004」と同じく、京都高度技術研究所の松吉弘名誉顧問が手掛ける。 英語版は、開発元の米IEEEコンピュータソサエティが2014年2月から同団体のWebサイトからダウンロード可能にした。PDFファイルで335ページの分量である(図1)。 SWEBOKはソフトウエアエンジニアリングを実践する上で知っておくべき知識領域を整理したもの。数十年にわたって研究されてきた、これまでのソフトウエアエンジニアリングに関する文献や国際標準を参照しており、知見の“集大成”とも呼べるものだ。 米国では大学の教育プログラムから、個人の技術

    ソフト工学の“集大成”「SWEBOK」が10年ぶり改訂、今秋にも日本語版
  • ベンダーとIT部門がぶち切れた“仕打ち”の理由

    「素晴らしいご提案ですね」と、ある製造業のシステム部長は唸った。その企業はグローバル展開の強化に向けて、SCM(サプライチェーン管理)関連で新たなシステムを導入しようとしていた。この分野でのシステム構築に多くの実績があるSIerに提案を依頼したところ、このSIerはまさに唸るような提案を出してきたのだ・・・。 あらかじめ断っておく、これから始まる“悲劇”は実話ではない。ただし架空の話でもない。複数のITベンダーの営業担当者やユーザー企業のシステム部長らから聞いた話を基に組み立てたストーリーである。だが、ここまで劇的な展開ではないとしても、特に大企業がやってしまう“人でなしの所業”とその結果生じるトラブルには思い当たる読者も多いはずだ。 さて、この製造業のシステム部長がSIerの提案を評価したのは、単にその内容が素晴らしいからだけではなかった。彼らが2カ月かけて経営層や事業部門に対して行った

    ベンダーとIT部門がぶち切れた“仕打ち”の理由
  • 拡大する「バックドア」問題、RSAが暗号ツールへの注意を呼びかけ

    EMCのRSA事業部は2013年9月19日(米国時間)、自社の暗号ツールである「RSA BSAFE」や「RSA Data Protection Manager」の顧客に対して、乱数生成アルゴリズムの技術標準「Dual_EC_DRBG」を使わないよう呼びかけていることを明らかにした。「Dual_EC_DRBG」には、NSA(米国家安全保障局)が暗号解読に使うバックドア(裏口)が存在する恐れがあり、米NIST(国立標準技術研究所)が同アルゴリズムを使わないよう勧告している。 RSA BSAFEは、セキュリティアプリケーションを開発するためのツールキットであり、「多数の商用アプリケーションにBSAFEソフトウェアが組み込まれ、市場で活用されています」(RSAのWebサイトより)という。またRSA Data Protection Managerは、データの暗号化を行うためのツールである。いずれ

    拡大する「バックドア」問題、RSAが暗号ツールへの注意を呼びかけ
  • 複合機からの情報漏洩が相次ぐ

    2013年11月初め、東京大学や琉球大学など複数の大学において、デジタル複合機に保存していた内部文書が、インターネット経由で誰でも閲覧できる状態になっていたことが明らかとなった。現在では複合機は多機能になり、サーバーなどのIT機器と同じ機能を備えている。セキュリティ対策も、これらの機器と同様に検討する必要がある。

    複合機からの情報漏洩が相次ぐ
  • 「Haskellは企業でも十分実用になる」、NTTデータがソースコード解析サービスの舞台裏を披露

    NTTデータは、レガシーシステムのソースコードを解析して設計書として出力するサービス「設計書リカバリーサービス」を提供している(ニュースリリース、ITproの記事1)。このサービスは「Haskell」というプログラミング言語で実装されている(ITproの記事2)。2013年11月22日に開催されたイベント「数理システムユーザーコンファレンス2013」のセッション「COBOL meets Haskell ~ Haskellを用いたCOBOLのプログラム解析ツールの開発事例 ~」では、NTTデータ 技術開発部 ソフトウェア工学推進センタの岡田譲二氏が、このサービスをHaskellで実装した理由などを明らかにした(写真1)。

    「Haskellは企業でも十分実用になる」、NTTデータがソースコード解析サービスの舞台裏を披露
  • 現役灘高生のLisperがイベントに登壇、「中学生にもLispを広めたい!」

    「(プログラミングを始めたばかりの)中学1年生にLisperが増えるのを期待している」。2013年11月21日に開催されたプログラミング言語LISPに関するイベント「Mathematical Systems Lisp Meeting」で、灘高等学校2年生の中西航氏が「灘校パソコン研究部(NPCA)におけるLISPの活用について」と題して講演した(写真1)。

    現役灘高生のLisperがイベントに登壇、「中学生にもLispを広めたい!」
  • システム思考と逆算思考を活用できる表現技法「プロセスフローダイアグラム」

    インフロー/アウトフローという考え方に基づく「システム思考」と、ゴールから現在地に向かってプロセスを描く「逆算思考」の二つを活用してプロセスを設計するためには、優れた“表現技法”が必要となります。そのための有用なツールが「プロセスフローダイアグラム」(Process Flow Diagram、PFD)です。今回はこれについて解説します。 PFDは、システムクリエイツの清水吉男氏によって、 ソフトウエア構造化設計の技法である「データフローダイアグラム」(DFD)をヒントに開発されました。表記法がシンプルであるため扱いやすく、汎用性が高いのが特徴です。例えば、「ビジネス書出版プロセス」をプロセスフローダイアグラムを使って実際に描いてみると図1のようになります。

    システム思考と逆算思考を活用できる表現技法「プロセスフローダイアグラム」
  • Haskell使いの高頻度取引の会社にお邪魔した

    先日、日経コンピュータ特集記事の取材で東京都内の某所にある「Tsuru Capital」という、高頻度取引(HFT、High-Frequency Trading)を手掛ける企業のオフィスにお邪魔した。 HFTというのは、プログラムによって株式などの金融商品を数ms(ミリ秒)から数μs(マイクロ秒)で高速に自動取引すること。自己資金で取引する「プロップファーム(proprietary trading firm)」と呼ばれる企業が中心で、米GETCO(2013年7月に米Knight Capitalと合併)などが有名だ。 HFTを行うプロップファームの多くは、米国など海外に拠点を置いており、Tsuru Capitalのように日国内に拠点を置く企業は珍しい。株式売買では、海外企業であっても国内の証券会社と契約し、自社の取引プログラムをその証券会社のサーバーに配置すれば日市場でのHFTは行える。

    Haskell使いの高頻度取引の会社にお邪魔した
  • 実践!テスト自動化の勘所

    システム開発において、安定稼働を支えるシステム品質の鍵を握るソフトウエアテスト。システムの大規模化や複雑化、デバイスの多様化などによってその作業負担は増える一方だ。手作業に頼ったテストが、結果としてシステムの品質低下や開発工期の増大を招く。ソフトウエアテストの専門家が、ツールを用いたテスト自動化のポイントを解説する。 テスト自動化とツールの導入

    実践!テスト自動化の勘所
  • テストの実践手法を理解する

    ソフトウエア・テストの進め方については,「ソフトウエア・テストの基を学ぼう」で紹介しました。ただ,実際にテストを進めて行く段になると,テスト設計をうまく行うための「技法」や,テスト実施を効率良く行うための「ツール」を使いこなすスキルも求められます。そこで,Part1ではテスト設計技法の全体像を解説し,Part2ではホワイトボックス,Part3ではブラックボックスのテスト設計技法についてそれぞれ解説します。また,Part4ではJUnitとdjUnitを使ってホワイトボックスとブラックボックス手法それぞれについての実践例を説明します。最後のPart5では,テストの効率化を支援するツールについて,どのようなものがあるのかを紹介します。 Part1 テスト設計技法の全体を理解する Part2 ホワイトボックス技法 Part3 ブラックボックス技法 Part4 テスト実行の実践方法 Part5 テ

    テストの実践手法を理解する
  • 80年代パソコン少年がプログラミング教育に思うこと

    最近、小中学生を対象とするプログラミング教育の議論が盛んになってきた。政府の産業競争力会議が2013年6月に発表した「成長戦略(案)」の中に「義務教育段階からのプログラミング教育等のIT教育を推進する」という文言があることも影響しているのだろう。 小中学生へのプログラミング教育に関してはその必要性の有無を含めて様々な意見があるだろうが、議論の際に忘れてほしくないと思うのは、「1980年代には誰に強制されることもなく、自発的にプログラミングに興味を持った子供が、全国津々浦々にたくさんいた」という事実である。 “たくさん”というのはどれくらいかと問われると、残念ながら統計的なデータは持ち合わせていない。ただ、80年代に筆者が小学6年生だったとき、同じクラスでパソコンを所有し、プログラミング言語「BASIC」をかじっていた人間は筆者を含めて4人もいた。小学校はごく普通の市立小学校だ。1クラス4人

    80年代パソコン少年がプログラミング教育に思うこと
  • 各政党の「つぶやき分析体制」が判明

    参議院選挙の投開票が2013年7月21日に迫るなか、主要政党がTwitterやFacebookといったネット上の口コミ分析に力を入れ始めた。自民党は6月19日に分析の専門チームを編成。リポートを毎日、全候補者に送っている。民主党も独自の分析ツールを導入した(表)。 各党とも、流動的な有権者の関心や政策意識、支持状況を口コミから読み解き、活動に反映させていく考え。「有権者の関心事に焦点を当て、臨機応変にネットや街頭演説で候補者の意見を発信する」(民主党の馬淵澄夫幹事長代理)ことを目指す。今回の参院選が、ネットから民意を読む“ビッグデータ選挙”の試金石となる。 今回の選挙公約に口コミ分析結果を積極的に反映させた政党もある。みんなの党が「アジェンダ(選挙公約)2013」で、「みんなで解決する子育て・介護」と社会保障の政策を強調したのは口コミ分析の成果だ。「増税阻止」「公務員削減」など「小さな政府

    各政党の「つぶやき分析体制」が判明