富士フイルムとパナソニックが、有機薄膜を使用した有機CMOSイメージセンサー技術の開発を発表しました。 ・富士フイルムとパナソニック有機薄膜を用いた有機CMOSイメージセンサー技術を開発 富士フイルムとパナソニックは、イメージセンサーの受光部に、光を電気信号に変換する機能を持つ有機薄膜を用いることで、従来のイメージセンサーを超える性能を実現する有機CMOSイメージセンサー技術を開発した。 信号の飽和値を従来のイメージセンサーよりも4倍に向上し、さらにノイズを抑える回路を新開発することで、業界最高の88dBのダイナミックレンジを実現。これにより明るいところで白トビなく、暗い被写体も鮮明で階調豊かな映像を取得できる。 有機CMOSイメージセンサー技術では、全面に有機薄膜を形成することが可能なため、センサー面上で受ける光を全て有機薄膜で受光することができる。これにより、従来の約1.2倍の感度を実
富士フイルム・X100S X100s/X20が新しく採用した機能や機構のなかで、ぼくとしては、もっとも注目すべき機能こそが「点像復元処理 ―― Lens Modulation Optimizer(LMO)」だと断言したい。回折現象により低下した画質を元に近い状態に"復元"する画像処理技術である。 絞り込むと(小絞り)、その小さな「穴=絞り」の周囲に光りが広がって、それが原因でフレアーが発生して解像感やコントラストを低下させる。これが回折現象である。収差と回折は画質低下の"2大元凶"でもある。回折はフィルム時代から発生していた現象だがデジタルカメラの時代になり、とくにイメージセンサーの高画素化と、撮影画像を拡大して鑑賞するようになって、回折が画質に与える影響がフィルム時代よりも桁違いに大きくなった。 回折現象による影響をできるだけ目立たなくする方法(復元技術)のひとつが、点分散関数とかデコン
イギリスの富士フイルム公式サイトで、X20のプレスリリースが公開されています。 ・Fujifilm announce the NEW X20 premium compact camera 富士フイルムは好評だったX10の後継機であるプレミアムコンパクトカメラFUJIFILM X20を発表する。X20にはX-Trans CMOS II センサー、EXRプロセッサーII が採用され、新開発のアドバンスト光学ビューファインダーが採用されている。色はブラックとシルバーが用意される。 明るい光学ファインダーには新開発のデジタルトランスパネルが採用され、シャッター速度や絞り値、ISO感度、フォーカスエリア、その他の撮影情報が(たとえ暗い場所でも)完璧にクリアに表示される。 センサーは1200万画素、2/3インチ X-Trans CMOS II センサー(ローパスレス)で、解像度は20%向上し、ノイズは
イギリスの富士フイルム公式サイトにX100Sのプレスリリースが掲載 [内容更新] イギリスの富士フイルム公式サイトでX100Sのプレスリリースが公開されています。 ・Introducing the new FUJIFILM X100S 本日、富士フイルムはX100の後継機となるFUJIFILM X100Sを発表した。X100のエレガントなボディと高性能なレンズはそのままに、16.3MPのX-Trans CMOS II センサーとEXRプロセッサーII を採用している。 センサーは1630万画素のAPS-C X-Trans COMS II 。解像度を25%向上しノイズを30%以上低減している。新しい配列のフィルターによってローパスフィルターを除去している。 新開発のセンサーには位相差AFのピクセルが搭載され、AF速度は0.08秒を実現している。インテリジェントハイブリッドAFは、被写体や状況
クラシカルないかにもカメラ然としたたたずまいと、高い描写能力で人気の「FUJIFILM X」シリーズに新製品「FUJIFILM XF1」が加わった。レンズ一体型のXシリーズとしてはX100、X10、XS-1に続く4モデル目となる新製品を試用した。 携帯性重視のレンズ一体型 Xという意味では、X10が既に投入されているが、XF1の初見の印象はかなり異なる。X10が操作ダイヤルを多く配置したレンジファインダーカメラ風のスタイルとなっているのに対し、XF1は操作部を最小限としたスタイルを採用しており、ファインダーも用意されていない。また、張り革を強調したそのスリムなデザインは一部を除いてほぼ直線で構成されており、カメラというより、高級文具を連想させる。 搭載する光学4倍のズームレンズ(35ミリ換算25~100ミリ相当)はX10と同様、手動でズーミングを行うタイプだが、未使用(収納モード)時には一
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」として、世界で初めて(*1)高画質で自然な3次元(3D)の映像が撮影できる3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」と、自然な3D映像を専用メガネ不要で鑑賞できる3Dビューワー「FinePix REAL 3D V1」を平成21年8月8日より発売いたします。また、3D画像を写真プリントにする「3Dプリント」のサービスを同時にスタートし、3D映像の入力から出力まで、総合システムとして提供いたします。 映画や携帯電話、ゲームなどで3D映像を取り入れた製品やサービスは増加傾向にあり、3D市場は急速に成長しています。富士フイルムは、「目で見たままに、大切な瞬間・シーンを撮影する」というコンセプトのもと、簡単に3D映像の撮影ができ、さらに専用の眼鏡をかける必要なく手軽に3D映
2008年夏に発表された「スーパーCCDハニカムEXR」。その新開発の撮像素子を初めて搭載したモデルがFinePix F200EXR(以下F200EXR)である。シャープな印象を与える「ナローシェープデザイン」を採用したボディ外観は、2008年春に発売された前モデルFinePix F100fd(以下F100fd)を踏襲する。だが、機能や操作性に関しては、かなりの進化(または変更)が見られる。 代表的なのは、撮影モードとして新たに「EXRモード」が搭載されたこと。これには「高解像度優先」と「高感度低ノイズ優先」と「ダイナミックレンジ優先」の3種の撮像方式と、被写体と周囲の状況によってそれが自動切り替えされる「EXRオート」がある。この他にも、リバーサルフィルムのような色効果(再現)が得られる「フィルムシミュレーション」をスリムタイプのモデルで初めて採用。このように、かなり描写性能にこだわった
スーパーCCDハニカムEXRは、「明るさによって解像力や感度を変化させられる人間の目のメカニズムに着目」(同社)して作られた新型の撮像素子。2008年9月に開発発表が行われており、2009年早期の製品搭載がアナウンスされていた。 新開発の撮像素子は、カラーフィルター上に配置される画素を、斜め方向に同色の画素を2つ隣り合わせに配置し、その2画素を1単位として信号処理することでノイズの少ない高感度撮影を可能としている。また、画素混合を行う際にも同色の画素をそのまま組み合わせるために、偽色の発生が抑制され、クリアな画像を作り出す。この低ノイズ/高感度撮影技術を同社では「Pixel Fusion Technology」と呼称している。 また、1回の撮影でも露光時間を電気的に調整、受光量の異なる低感度と高感度の2つの画像データを作り出し、それらを合成することで、結果として1枚の写真においてダイナミッ
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