アダルトPCゲームソフトメーカー233社でつくる業界団体・コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)は6月4日、強姦(ごうかん)など性暴力を描写した、いわゆる「陵辱系ゲームソフト」の制作・販売を禁止すると発表した。 国内メーカー製陵辱系ソフトが英国で販売され、英国議会で問題視されるなど国内外から批判されたことを受け、陵辱系ゲームの販売禁止を決定し、同日以降審査するソフトすべてに適用を始めた。販売が日本国内限定であることをパッケージなどに明記することも求めた。 ソフ倫は、アダルトゲームの自主審査機関。商業ルートで販売されるアダルトゲームは、大半がソフ倫の審査を受けて流通に乗るため、ソフ倫の審査を受けなければ、商業作品の店頭販売はほぼできない。今回の措置で、即売会などで販売される同人作品などを除けば、陵辱系ゲームの新作は発売できないことになる。