◆国際刑事裁判所(ICC)の本質とは ― 検察官の裁量の観点からその正統性と実効性を説く◆ ICC設立のためのローマ規程の発効から20年、くしくもその年に、ウクライナで国際刑事裁判所の検察官の捜査が開始され、また、日本も初めて国際刑事裁判所へ事態を付託し、益々注目を浴びるICC。その本質を検察官の裁量の点から検討。 『国際刑事裁判所の検察官の裁量』(学術選書) 竹村仁美(一橋大学大学院法学研究科教授)著 【目 次】 ・はしがき ◇序 章 ◆ 第1章 国際刑事裁判所の検察官の裁量 ◆ ◆1 国際刑事裁判所の機能と課題 ◇1 国際刑事裁判所の歴史 ◇2 国連との関係 ◇3 国際刑事裁判所の目的と原理原則 ◇4 国際刑事裁判所の対象犯罪 ◇5 侵 略 犯 罪 ◇6 国際刑事裁判所の組織 ◇7 管轄権行使の仕組み ◇8 被害者参加 ◇9 国際刑事裁判所の現状 ◇10 国際刑事裁判所の成果 ◇11