tarコマンドは、ひとつ問題があります。それは、tarでは、バックアップ出来る ファイルの大きさに事実上の制限があって、テープ一巻に収まる大きさでないと tarでは、処理が出来ないのです( GNU tar などでは改善されているようです)。 個人のホームのバックアップや、中規模の ソースの移動には、特に問題は無いのですが、ファイルシステムを丸ごと バックアップを取るような場合や、大規模なソフトウェアを移植しようという ときには、 あらかじめサイズの評価をして、複数ボリュームへの分割の計画をあらかじめ 考えておかなければならず面倒です。もっとも、ファイルシステムのバックアップには、dump/restoreを使うのが普通です(ソースの移動をdump/restoreでやるのは ふつうではありません)。 以前のSunOSでは、マルチ・ボリュームをサポートしていた barというコマンドがあったのです