この記事では、2020年に急逝した野村克也さんの現役時代の評伝『球界に咲いた月見草』を紹介します。 監督になってからの野村さんの自著は多いのですが、 現役時代の、それも第三者の評伝というのはあまり見なかったとおもいます。 しかし、先だって大阪球場のあったなんばパークスの『南海ホークスメモリアルギャラリー』に野村克也の展示スペースを増設する『おかえり!ノムさん』プロジェクトも大成功に終わりました。 現役時代のノムさんといえば、南海時代は絶対に外せません。 ぜひ、この本を通して、南海時代に触れてみてはいかがでしょうか。 第三者が描く「野村克也物語」 野村克也さんの自著は同じ話がものすごく多いし、 場合によっては話が少しずつ変わってきています。 特に、南海ホークス(現ソフトバンク)の兼任監督時代、 江夏豊をストッパーに転向させた話は、細かな部分が少しずつ変わってきています。 先発完投が当たり前だ