「権力とは財布を握っていることである」 アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー……。 彼らが口を揃えて主張していた「帳簿」の力とは、一体何なのか。 これまでの歴史家たちが見逃してきた「帳簿の世界史」を、 会計と歴史のプロフェッショナルが初めて紐解く。 ・なぜスペイン帝国は栄え、没落したのか。 ・なぜフランス革命は起きたのか。 ・なぜアメリカ独立は成功したのか。 ・なぜ日本は急速に列強へ追いつくことができたのか。 その歴史の裏には全て、帳簿を駆使する会計士たちがいた! 【目次】 ■序 章 ルイ一六世はなぜ断頭台へ送られたのか ■第1章 帳簿はいかにして生まれたのか 奴隷が帳簿係を務めたアテネ、ハンムラビ法典で会計原則が定められていたバビロニア、歴代の皇帝が帳簿を公開したローマ帝国。だが古代の会計は不正に満ちていた。それはいかに進化し、複式簿記の発明へ至ったのか。 ■第2章 イ
先ほど、就寝前の歯磨きをしていたら、ひょっこりと輪廻転生が頭に浮かびました。輪廻があるのかどうなのかは?ではありますが、輪廻転生を信じる方が世界にはやさしいような気がします。ならば、信じてもよいのかななどと考えておりました。 輪廻転生がないと「わが亡きあとに洪水はきたれ」という言葉が重くなってくるなあということが、次に脳裏に去来しました。 このフレーズは、わが亡きあとに洪水はきたれ!―ルポルタージュ 巨大企業と労働者 (ちくま文庫)で知ったものです。フレーズの由来については、日本共産党の宮本たけしさんのブログに詳しく掲載されていて勉強になりました。『あとは野となれ山となれ』という意味だそうですが、その説明部分のみ参考までに下記に掲載させていただきます。 「大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!」とポンパドゥール侯爵夫人 この間、志位さんがサンデープロジェクトで紹介してから口の端にのぼるようになっ
非理法権天(ひりほうけんてん)は、近世日本の法観念を表しているとされる法諺。 佐賀県 龍造寺八幡宮境内社楠神社横の非理法権天碑(左)と義祭同盟之碑 江戸時代中期の故実家伊勢貞丈が遺した『貞丈家訓』には、「無理(非)は道理(理)に劣位し、道理は法式(法)に劣位し、法式は権威(権)に劣位し、権威は天道(天)に劣位する」と、非理法権天の意味が端的に述べられている[1]。非とは道理の通らぬことを指し、理とは人々がおよそ是認する道義的規範を指し、法とは明文化された法令を指し、権とは権力者の威光を指し、天とは全てに超越する「抽象的な天」の意思を指す。非理法権天の概念は、儒教の影響を強く受けたものであるとともに、権力者が法令を定め、その定めた法令は道理に優越するというリアリズムを反映したものであった。 非理法権天は、中世日本の法観念としばしば対比される。この時代において基本的に最重視されたのが「道理」で
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで お馴染みのシリーズ「5 Things You Don't Know About:5つの視点で学ぶ」ですが、本日は「火炎放射器:Flamethrowers」を取り上げます 空恐ろしい兵器で、太平洋戦争での日本軍やベトナム戦争でのジャングル戦に威力を発揮した兵器です。 現在の米軍は有効性が薄れたため保有していないようですが、世界を見渡すと保有している国もあるようです ●1つ目の視点 第一次世界大戦前にドイツで発明された火炎放射器は、独軍が同大戦で初めて専門部隊を編成した。6人一組で横一線になって戦線を切り開く手法を多用した なお、最初の火炎放射器部隊の指揮官は、戦前、消防隊で働いていたという皮肉な記録も残っている ●2つ目の視点 戦車用の火炎放射器は、1943年10月から開発が始まり、1
ソ連の崩壊により北アジア・ユーラシアの考古学研究は九〇年代後半から二〇〇〇年代にかけて様々な発見が相次ぎ非常に大きく進歩している。本書は、日本人として現地に赴きモンゴル史上の様々な発見をリードしている著者が、近年の様々な研究成果を盛り込み、あらためてチンギス・カンと彼の打ち立てたモンゴル帝国草創期についてまとめた、非常に面白い一冊だ。 これまでヴェールに包まれていたチンギス・カン以前のモンゴル史に始まり、モンゴルの軍事・政治・社会・生活・信仰、そして様々な遺跡からわかるモンゴル帝国の実情まで広く深く描かれているが、やはり面白かったのは「ヘルレンの大オルド」と伝わるチンギスの都としてほぼ確実視されているアウラガ遺跡の話だろう。 『アウラガ遺跡はモンゴル中東部、ヘルレン河上流のヘンティ県デリゲルハーン郡にある十三世紀の集落跡で』(P85)、1967年に発見されていたが、本格的調査が進んだのは九
「旬報社デジタルライブラリー」は60周年を記念して、小社刊行物をホームページ上に掲載し、読者の皆様に無料で提供するものです。日本労働運動の歴史 編著者名 塩田庄兵衛 判型 四六上製 ページ数 337 発行日 1964年09月 著者紹介 分野 労旬双書 種別 書籍 紹介文 日本の労働運動の出発点(明治維新~終戦まで)から1970年まで100年の労働者階級の闘いを簡潔、明瞭に叙述した名著です。戦後を(1)敗戦から朝鮮戦争までの占領下の変遷 (2)50年から60年の安保・三池を経た高度成長期の運動の高揚と激動期の70年代初頭までにわけて、労働者階級がどんな問題と対決し、どんな成果をあげて歴史を前に押し進め、どのような課題を次の時代に残したかを概説します。
この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。 一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼って書かれています。(2015年10月) 広告・宣伝活動的であり、中立的な観点で書き直す必要があります。(2015年10月) 出典検索?: "宮地健一" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL この記事の主題はウィキペディアにおける人物の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。基準に適合することを証明するために、記事の主題についての信頼できる二次資料を求めています。なお、適合することが証明できない場合には、記事は統合されるか、リダイレクトに置き換えられるか、さもなくば削除される可能性があります。 出典検索?: "宮地健一" – ニュース · 書籍 · スカラー · C
全国労働組合総連合(ぜんこくろうどうくみあいそうれんごう、略称:全労連(ぜんろうれん)、英語: National Confederation of Trade Unions、略称:Zenroren)は、日本の労働組合における全国中央組織(ナショナルセンター)である[2]。1989年に連合結成を「労働界の右寄り(右翼的)再編」として、官公労労組中心の総評のうち自治労から自治労連、日教組から全教など共産党支持の各労組内非主流派が結成した新単産と統一戦線促進労働組合懇談会加盟単産で、作られたナショナルセンター[注釈 1][3][4][5]。総評時代の日本社会党のための組織的選挙活動・日本社会党支持強要を批判し、日本共産党支持傾向がある[6][3][4][5][7]。 概要[編集] 行動綱領「希望に輝く未来のために」で、労使協調路線による選別排除の労働戦線再編に反対する労組により結成された「働くも
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「国体」に反するすべての思想は「絞殺」されると、北一輝は書いた。実際、「国体」は近代日本社会を金縛りにした言葉だった。治安維持法や天皇機関説事件も、国体論というタブーに触れることを禁じた。終戦時に昭和天皇と統治エリートが最後まで執着したのは「国体護持」であり、無条件降伏だったのに「国体は護持できた」と言い張った。一体、国体論とは何だったのか。思想としての国体論が誕生する現場に立って考察する。 [ここがポイント] ◎ 近代日本のあり方を決定づけた「国体論」とは何かを解明する。 ◎ 国体論はいかに誕生したのか。 序 章 国体論という磁場 1 国体論とは何だったか 2 本書の課題 第1章 「国体」の発見 1 「国体」とは何か 2 「国体」の発見 3 ペリー来航と構造的磁場の形成 4 新しい天皇像の登場 5 政教一致体制と国体/政体二分論 6 国家神道へ 第2章 神々の欲望と秩序——幕末国学の国体
近世の国学に較べて研究の少ない近代の国学に注目し、主に神祇制度や皇室制度、教育機関と国学者との関わりを題材にして、「総合性」、「考証性」、「国家性」、「実用性」、「宗教性」という視座から歴史的に考察することで、これまでほとんど試みられることのなかった「近代国学」全体の評価についての試論を提示。総合的な「近代国学史」の構築を目指す気鋭の力作。 ■神道宗教学会賞受賞 序 章 近代国学史の構築のために―本研究の課題と視座― 第1章 近代日本国家黎明期の考証派国学者 第2章 明治初年の国家祭祀形成と国学者 第3章 明治初年における神社行政と国学者の考証 第4章 明治期の祭政一致論・国民教導と祭教学分離 第5章 近代国学と高等教育機関 第6章 近代皇位継承法の形成過程と国学者 第7章 近代における国学の展開と神道学の成立 第8章 大正・昭和戦前期における祭政一致観の相克 終 章 近代国学とは何だった
『大原社会問題研究所雑誌』書評欄オンライン版 栗田 健 編著 『現代日本の労使関係――効率性のバランスシート』 評者:熊沢 誠 1 本書は,栗田健氏を助言者とする「現代労働研究会」に集う研究者たちが各自のテーマを実証的に考察する論稿を寄せ,もって全体としてこの現代日本における労働組合,労使関係の特質と課題を浮彫りにしようとする作品である。各章のタイトルと執筆者を,まず紹介しておきたい。 序章 日本労使関係研究の系譜と課題 栗田健 1章 労働組合と国民生活―オイルショック前後の労使関係 森建資 2章 「雇用問題」の転換―70年代における構図 佐口和郎 3章 産業構造の再編と「雇用の女性化」―1973~85年 大沢真理 4章 技術革新と労働―日本の特徴
『大原社会問題研究所雑誌』書評欄オンライン版 兵藤 つとむ著 『労働の戦後史』(上)(下) 評者:熊沢 誠 1 ほぼ半世紀にわたる戦後日本の労働組合運動の軌跡をたどることは,思えば心労にみちた作業である。多くの資料を収集し,しかるべく配列するだけでも,それは根気のいる営みとなる。そればかりではない。産業社会が「成熟」するにつれ労働組合というものは過去の遺物になってゆくという史観を拒むかぎり,率直にいってここ20年来の日本の労働組合はかなり急速にその保つべきアイデンティティを失いつつあるようにみえる。そうした状況を見すえるならば,ふつうの労働者たちの発言のあかしである労働組合運動の歩みを描く筆の運びは,どうしても重くなるだろう。 『労働の戦後史』は,このテーマに挑戦するにふさわしい研究蓄積を擁する兵藤つとむ氏が,その心労に耐えてまとめあげた「正史」的作品であり,必読に値する絶好のテキストとい
本書紹介 日本ではほとんど語られることのない米国のアニメ界の労働組合運動。アニメーターたちの姿を20世紀初頭からさかのぼって追っていく。写真・イラスト・当時の新聞記事など豊富な図版とともに紹介。 ディズニーやドリームワークスで世界的ヒット作に携わってきたアニメーターによる、米国・アニメーション界の裏側の歴史を伝える貴重な一冊! 目次 序 章 なぜ我々はアニメーションのユニオン史を語らねばならないのか 第1章 アニメスタジオの世界――流れ作業の芸術 第2章 雇う側の論理――使われる側から眺めたその姿 第3章 ハリウッドの労働運動 1933~1941年――アニメ業界にユニオンができるまで 第4章 USアニメ界のストライキ第一号、フライシャー・スタジオ――ユニオン自壊とスタジオ崩壊 第5章 ディズニー・ストライキ in1941――それはアメリカアニメの南北戦争 第6章 戦後とハリウッドと赤狩りと
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