柔道女子の日本代表の強化合宿で暴力行為があったとして、監督やコーチが選手からJOC=日本オリンピック委員会に告発された問題について、国際柔道連盟は公式ホームページで暴力行為を非難する声明を出しました。 この問題は、柔道女子の日本代表の強化合宿で、園田隆二監督やコーチが選手に対し、暴力行為やパワーハラスメントととられる行為をしたとして、ロンドンオリンピックの代表を含む選手15人がJOC=日本オリンピック委員会に告発する文書を提出し、指導体制の改善を求めたものです。 この問題について、国際柔道連盟は、31日、柔道の発展に尽くした嘉納治五郎の名前を挙げ、「暴力行為は柔道の精神と関係はない。柔道は肉体と精神の能力を向上させるものであり、これに反する行為は禁止されている。国際柔道連盟は必要な措置を取る」として、いかなる暴力行為も非難するという声明を出しました。