例の読売新聞の「攻勢」について、物議を醸していたという話を耳にしましたけれども、日経との協調策であったANYが崩壊し、通信社の再編もすぐにはむつかしいとなった段階で、どこかで「全国紙同士の潰し合い」という読者のパイの争奪戦になるのは当たり前のことだと思うんですよ。 これは、電通が出している調査資料でも明らかですし、発行部数が減少し、新聞への広告出稿も右肩下がりだ、というところから見ても、このビジネスモデルはいったん終焉に導かれることを前提に椅子取りゲームになるのは皆わかっていたことじゃないですか。 ただ、ビジネスの面から語るべき論点は2つあって、簡単に書けばこんな感じです。 1) 死ぬのは輪転機を回して印刷された新聞を配るというシステムというだけ。しっかりとした能力に裏付けられた新聞記者や、彼らの手による記事が死ぬわけではない。単純にメディアの問題。 2) メディアの問題は読者の問題。読者
8/31、Wikipediaに載っていた警察の不祥事の記述が、ある1つのIPアドレスによって何度も消されていることが判明した。 犯人は221.114.249.226 まずはIPアドレス「221.114.249.226」の編集記録をご覧頂きたい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E6%8A%95%E7%A8%BF%E8%A8%98%E9%8C%B2/221.114.249.226 過去に警視庁公安部や城東警察署の記事を編集していることが分かる。そして具体的にどう編集したかというと、驚くことに文章の「完全削除」だったのだ。新しい情報に置き換える、間違っていた記述を修正するといったことではなく、明らかに悪意ある編集だ。 消されていたのは警視庁公安部と城東警察署の不祥事の箇所。消した後に誰かに文章を復活させられてもしつこく削除してお
メディア・クエスター メディア・コンテンツ業界に関する発信(海外やビジネスモデルへの言及が多い) 連絡はqumaruin(あっと)gmail.comまで。 FacebookのフィードをALSのアイスバケットチャレンジが埋め尽くしていた先々週から先週にかけて、米国で「Ferguson(ファーガソン)」暴動の話題がTwitterを中心に超絶に盛り上がりました。 ・Why Facebook is for ice buckets, Twitter is for Ferguson これは一言で説明すると、今月9日、ミズーリ州ファーガソンにて丸腰の黒人青年が警官に撃ち殺されたことへの抗議運動のことです。店への襲撃など運動は過激化し、一時非常事態宣言が出される事態にまで発展しました。 (NYTのトップページよりキャプチャ。推奨記事をほぼFerguson関連が占める。) ・アサルトライフルを持つ警官、米警
ことし1月、北九州市の沖合で転覆したゴムボートの近くで遺体で見つかった内閣府の男性職員について、第7管区海上保安本部は、プライベートな動機で出張先の韓国からボートで出航し、漂流中に何らかの事故で水を飲んで溺れ死んだものと結論づけ、事件性はなかったと発表しました。 ことし1月、北九州市沖の防波堤近くでゴムボートが転覆し、2日後に近くの海底で内閣府に勤務する当時30歳の男性職員が遺体で見つかりました。 この職員は、国際会議に出席するため留学先のアメリカから韓国に入国し、行方が分からなくなっていて、第7管区海上保安本部が韓国側の捜査機関と捜査を進めていました。 海上保安本部は2日、捜査の結果を発表し、ゴムボートや船外機は職員が自分で購入したもので、防犯カメラの映像や目撃情報などから、職員がほかの人物と接触した形跡がないことや、遺体からは争った形跡や薬物の反応などもなかったことから、漂流中に何らか
絶望のテレビ報道 (PHP新書)posted with ヨメレバ安倍 宏行 PHP研究所 2014-07-16 Amazon楽天ブックス 報道番組の制作プロセスや体制について書かれた本「絶望のテレビ報道局」を読んだ。 前半の報道番組の作り方はそこそこ面白かったのだが、後半の著者の事業紹介はつまらなかった。 あと前半も、著者の主張の根幹が「昔は良かった」なのがイマイチだった。 あとテレビはネットに勝てないみたいな、ネットvsテレビみたいなスタンスなのもイマイチ。別に比較しないでもいいよ。 テレビのニュース番組や報道バラエティ番組を見てて、「こんなつまんない映像をムダな手間とお金かけてよく作るなぁ。。。」と思うのだが、ほんとにムダに手間とお金をかけて作ってるということが淡々と書いてあった。 私がニュースや情報番組を見てて思うのが、全てが過剰だということ。リポーターの不自然な演出や変なカメラワー
サラリーマンは自宅を買うな ―ゼロ年世代の「自宅を買わない生き方posted with ヨメレバ石川 貴康 東洋経済新報社 2010-10-29 AmazonKindle マイホームと不動産投資の本「サラリーマンは自宅を買うな」を読んだ。 可もなく不可もなく。 前半では、マイホームを買うとこんな大変だぞ!ということが延々書いてある。マイホームを買った利点や満足感についてはほぼスルーして、いかに金がかかるか、マイホームより賃貸の方が優れているかを強調している。 確かにこの本に書いてあるように、マイホームは賃貸の家賃がかからないだけでなく、様々な経費がかかるので、これを先に読んでおくとあとで後悔することがなくなると思うが、とりたてて珍しいことが書いてあるわけではない。管理費、修繕積立金、固定資産税などなどだ。 後半は一転して、不動産投資から収益を上げることについて書いてあって、いかにサラリーマ
小林様のストーリーに関しまして、ある出版社より書籍化の要望が来ております。もし興味がありましたらご連絡ください いつものように仕事でクタクタになって帰宅したあと、これまたいつものようにメールボックスを開くと見慣れない人からメールが届いていた。 「え?」 「え?」 「え?」 出版?出版っていうとそのー、えーと、本を出すってこと?いわゆる書籍化ってやつ?? でも、本って、俺の本?こんな単なるイチ素人の本?そんなの売れるの?そもそも誰が買うの? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 色々思うところはあったが、まずは話を聞くのはタダだろう、ということで即返信。即行動。 ということで渋谷のカフェで待ち合わせをすることにしたのが2014年2月の頭の頃。 そこではSTORYS.JPの中の人、O氏と、出版社の中の人、K氏。男3人。 出版社は宝島社。出版業界では中々有名どころであるが、なぜ、自分に?という気持ちのまま
前回のブログに書いた通り、 今年はリリース済みのサービスを 息もつかせぬ運用をしていく年 としていますが、 それに加えて社内で 「上場廃止ルール」と呼ぶ、 撤退ルールを明確に決めました。 『リリース後4か月経過した時点で、 コミュニティなら300万PV/月、 ゲームなら1000万円/月を 超えていなければ撤退検討』 というものです。 撤退基準を予め決めておくことは ネットビジネスをやる上でものすごく 重要なことだと私は考えています。 ネットビジネスは先行メリットが大きく、 基本的にはローリスクハイリターンで、 新しい市場では経験を積んでおくこと 自体にも大きな価値があります。 それらの特性を踏まえれば、 致命傷にならない範囲の投資ならば、 できるだけたくさんのことに挑戦 したほうが賢明です。 それを可能にするのが、撤退ルール なのです。 一度事業を始めると、当事者は もちろんのことその上司
9月1日、日本経済新聞社が経済ニュースアプリ「Niid」を発表、サービスを開始しました。 (アプリ紹介ページよりキャプチャ) 日経産業新聞や日経MJなど、日経の有料媒体を自社の編集者がカテゴリごとにキュレーションしてきて解説するアプリとなっています。経営・顧客・グローバルに加えて英語力UPという4つの視点からカテゴリ分けされています。 今回の記事では「日本経済新聞社がなぜこうしたアプリを出すのか?」という背景を解説していきます。 日経とNYタイムズは似た境遇実は、今回の日経「Niid」とコンセプトが近しいアプリを、NYタイムズがやっています。 その名も「NYT Now」。 今春に始まったサービスで、自社の編集者がニュースをセレクトし、要点を絞ってビジュアル的にも分かりやすく伝えてくれます。 日経新聞とNYタイムズは、幾つかの点で置かれている立場が似ています。 まず第1に、前者が「ビジネスマ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く