Rachel Appは、好奇心旺盛な女性だ。その関心の向かうところは、女性よりも男性のそれに近い。独立系シンガー・ソングライターであり演奏家、そしてLinux使い。さまざまなオープンソースのアプリケーションを駆使して、自分の音楽を作っている。 Appは8歳の時からコンピュータを使っている。しかし、ソフトウェアの自由の国を訪れるようになったのは、友人がオープンソースに誘ってくれた1998年からのことである。オープンソースの理念は、「痩せっぽちで不思議なインディー系パンク娘」のライフスタイルにピッタリだった。2003年11月にはLinuxに完全移行、そして今月、英国ブリストルで開催されるFAVEカンファレンスでフリーソフトウェア・ファンたちにLinux上でのミキシングについて話す。 Appがまだ幼かった頃、母親がAmstrad CPC6128を買ってくれた。そして、Basicと「身の毛もよだつ