新交通「ゆりかもめ」は27日、これまで新橋−有明間で営業してきた路線を有明側に延伸し、有明−豊洲の約2.7km区間を新たに開業した。 江東区豊洲文化センターで行われた記念式典 有明テニスの森、市場前、新豊洲、豊洲の4駅が新たに設置された 「ゆりかもめ」は正式名称を東京臨海新交通臨海線といい、1995年11月に新橋−有明間12.0kmを開業した。1996年に開催予定だった世界都市博覧会の中止で業績が不安視されていたこともあったが、お台場の観光スポットとしての認知が進み、台場・有明地区への足として活発に利用されている。 延伸部の終点にあたる豊洲駅では有楽町線に接続し、東京メトロから乗り換え時の利便性が高まることによるゆりかもめ利用者の拡大が期待されている。また、東京ビッグサイトでの大規模イベント開催時や、毎年ゆりかもめの利用者が最大となる8月の東京湾大華火祭では、臨海地区へのアクセスルートが限