【ベルリン共同】欧米メディアは11日、ポーランド当局が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の中国人社員とポーランド人の2人をスパイ行為の疑いで逮捕したと報じた。中国人社員は現地で営業活動を行い、ポーランド人は元同国の情報機関員で、地元通信機器会社に勤務していたという。 ポーランド当局はファーウェイの現地事務所などを家宅捜索した。当局者は地元メディアに「(2人の)活動を解明しなければならない」と述べ、捜査終了に時間がかかるとの見通しを示した。有罪の場合、2人は最大で禁錮10年の判決が言い渡される可能性があるという。 ファーウェイは「調査中」とした。