米テキサス州ヒューストンで、ハリケーン「ハービー」により冠水した道路を歩く人々(2017年8月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / Thomas B. Shea 【1月9日 AFP】米海洋大気局(NOAA)は8日、火災や寒波、洪水、ハリケーンに相次いで見舞われた同国で昨年、自然災害による経済損失が過去最大の3060億ドル(約34兆6000億円)に達したとする報告書を発表した。 これによると、昨年は被害額が10億ドル(約1130億円)を超える災害が16件発生。死者は合わせて少なくとも360人とされているが、専門家らは、米自治領プエルトリコ(Puerto Rico)を襲ったハリケーン「マリア(Maria)」による死者数が確定した段階で、犠牲者数が大幅に増える恐れもあると指摘している。 2016年以前で、天災による経済損失が最も大きかったのは2005年の2150億ドル(約24兆3000億円