[6日 ロイター] - 米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれていた経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)における8月26日の講演で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は改めてインフレに対峙する揺るぎない姿勢を示した。 市場は依然として2023年3月ごろをピークに利下げに転じるとの見方を崩していないが、それでも幅広い年限の米国債利回りが上昇し、ドルが上昇した。ドル指数は20年ぶりの高値を記録し、ドル/円も24年ぶりに140円の大台に到達した。
Federal Reserve Board Chairman Jerome Powell. Photographer: Alex Wong/Getty Images North America 大荒れの米株式相場に落ち着きをもたらすのは、わずか数回先の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合になるかもしれない-。クリスティーナ・フーパー氏らインベスコのストラテジストがこうしたシナリオを示した。 同ストラテジストらは、米金融当局が9月に積極的な金融引き締めスタンスをやや弱める方向に方針転換する可能性があるとの見方を示した。 インベスコでチーフグローバル市場ストラテジストを務めるフーパー氏は4日のブルームバーグラジオとのインタビューで、「それは米国株にとって本物の原動力になり得る」と指摘。インフレ期待が十分安定しているなどすれば、米金融当局は第4四半期(10-12月)にタカ派姿勢をやや弱めることが
FRB(米国連邦準備制度理事会)は6月14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げを決定。併せて量的金融緩和で拡大したバランスシートの縮小に2017年内に着手することを声明文に記載した。政策メンバーによる利上げ見通し、いわゆるドットチャートは、年内に1回、2018年中に3回の利上げを示唆している。今後の為替見通しについてみずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏に聞いた。 ――FRBの政策決定を受けて、今後の為替相場をどう見ますか。 足元の経済指標が強くないにもかかわらず、FRBは一過性のものとみなして、強気だった。しかし、その理屈は理解が難しい。本来あるべき姿は、経済指標が強いので、利上げしないと景気が過熱するのではないかと考えて、利上げを行うというものだ。この場合は、市場にも違和感がない。しかし、今は、物価をはじめとして指標が強くない。FRBが執拗に利上げをすると言っ
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