カリフォルニア大学バークレー校の心理学者Paul Piff率いる研究チームが社会階級と不誠実さの関係について実験を重ねたところ、特権は不誠実さに拍車をかけることが明らかになったそうだ(ScienceNOW、本家/.)。 実験では、社会階級がより高い人の方が不正を行う傾向が高いことが分かったとのこと。また、より高い階級に属すると思い込まされた場合には、以前よりも非倫理的に行動するようになったとのことだ。 更に興味深いことに、プリウスのドライバーの3人に1人は横断歩道の交通法を破り、「最も非倫理的な車種」であったとのこと。このプリウスの例は論文内では分析されてはいないが、「エコな車」に乗ることで環境に優しくしていることが特権として「非倫理的な行動をしても良い」との意識に意図せずとも繋がるのではないかという。 研究者ら曰く、「自己興味の追求が批判などを受けないまま進んでいくと、非倫理的に行動する