IntelとAdvanced Micro Devices(AMD)の仮想化技術をめぐる主導権争いが再開されようとしている。仮想化技術は、同時に複数のオペレーティングシステム(OS)を動作させることでコンピュータの効率性を向上させるものだ。 Intelは米国時間7日に、同社の「Virtualization Technology(VT)」がすでに十分テストできる段階に達しており、約3カ月以内には正式に公開できることを発表するとみられている。一方、AMDは自社の仮想化技術「Pacifica」をコンピュータのデータのやりとりに関する標準にしようとしている。ただし、実際にPacificaを搭載するプロセッサが登場するのは今年半ば以降になりそうだ。 両社はいずれも戦略的に重要な仮想化の分野で優位に立つことを狙っている。同時に複数のOSを動作させることが可能な仮想化技術は、かつてはハイエンドのメインフレ