きょうは公示日。いよいよ総選挙の幕が切って落とされた。小泉自民党は郵政民営化の実現を掲げ、岡田民主党は政権交代を求めている。表面的には二大政党の激突時代を迎える様相を呈しているが、何か違うと感じている有権者も少なくない。 昨夜、支局の仲間と話していて気付いたことをきょうは報告したい。 「今回の選挙は自民と民主が対決しているけど、本当に二大政党が対決しているのだろうか」 「民主党は確かに自民党から政権を奪う戦いをしているが、小泉自民党の敵は実は民主党ではないんじゃないかと思う」 「俺もそう思う。小泉自民党の本当の敵は亀井静香を筆頭とする党内の抵抗勢力なんだよ」 「第二次大戦時の中国みたいだ。?介石政権は日本と戦争しているつもりだったが、当の日本はアメリカと戦争をしていた」 「そうそう。いい比喩だね。社民の福島瑞穂が言っている通り、岡田民主党と小泉自民党の主張はそう変わらない。実は自民党内の価