『縛られた巨人―南方熊楠の生涯』(新潮文庫)は、「愉快なことに」という言い回しが多いのが気になる。もうちょっと文章が上手だといいんだけどなぁ。巻末に作者と北杜夫の対談あり、これは読んでおいたほうがよい。 『南方熊楠―地球志向の比較学』(講談社学術文庫 528)は、必読棚に入れておきたい。 (追記)『南方熊楠─梟のごとく黙坐しおる』は、『縛られた巨人―南方熊楠の生涯』で話をつくりすぎている点や検証不足な点を暗に批判(名指しはしてませんが、冒頭から3文の1ぐらいを読めば明らかです)。 南方熊楠―梟のごとく黙坐しおる (ミネルヴァ日本評伝選) 作者: 飯倉照平出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2006/11/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る