クラブからファーガソン監督引退が発表された5月8日に、オールド・トラッフォードのスタジアム外壁に張り出されたポスター。 ただただ、「ショック」の一言。 現地時間の5月8日午前、マンチェスター・ユナイテッドが発表した、アレックス・ファーガソン監督の引退にイングランドは揺れた。 何事にも永遠はなく、71歳の大ベテラン監督が、就任27年目で身を引いても不思議はないはずだが、ファーガソンに限っては現役続行しかあり得ないと思われた。引退の可能性が指摘された昨季、地元の宿敵、マンチェスター・シティに逆転優勝を許したことで、生来の負けん気に火がついて翻意を決めた後は、2015年までの続投が定説となっていたのだ。 他ならぬファーガソン自身が、「早々に身を引くつもりはない」とコメントしたのは、引退発表の僅か3日前のこと。突如として「勇退検討中」の噂が流れた発表前夜でさえ、報道は「週末前に何らかの発表がある見
![ファーガソン引退は、なぜ今なのか?錯綜する報道と後任をめぐる思惑。(山中忍)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c4468bdf2da3ad15acc9fbcde333d65cff44f0ca/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F8%2F-%2Fimg_98422822447bc00dfae9548033b49ab3250768.jpg)