江戸時代に書かれた「震潮記」という一冊の本。徳島県のある町で何度も繰り返される津波被害の歴史が記されている。太平洋に面している徳島では津波といえば南海トラフ地震によるものがほとんどなのだが、この本によると、南海トラフ地震が原因ではない“謎の津波”があったことがわかってきた。 徳島県の最南端、高知県との県境に位置する海陽町。農業と漁業を生業とする小さな町だが、2006年の「平成の大合併」以前は宍喰(ししくい)町と呼ばれていた。宍喰の町は太平洋に面していることから、過去に何度も大津波の被害に遭ってきた。江戸時代、繰り返される悲劇を後世に語り継ごうと、この地で代々庄屋を務めきた田井家の当主が「震潮記」を書き残した。いまは現代語訳されたものが出版されている。本には室町時代から江戸時代に起きた4つの大津波についての記述があり、当時の被害状況や町の復興の過程などが記されている。古文書の専門家からも一級
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