昨年8月よりスペイン2部サラゴサでプレーする香川真司。 加入当初は「ここまでの状況は、正直想像していませんでした」と語るほど苦しい状況が続いたという。これまでの経験、考え方が全く通用しない環境の中で、彼はどのようにしてネガティブな状況を変化させ、再び日本代表としても活躍する未来を見据えているのか。 ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドとビッグクラブを渡り歩いてきた香川真司がスペイン2部の地で自身を見つめ直し、至った境地を語る。 (インタビュー・構成=岩本義弘[REAL SPORTS編集長]) 「なんだか日本にいるのも疲れるな」と思うようになってきて ――まずは香川選手の将来像について話を聞かせてもらおうと思います。将来的に、監督という立場はないと思いますが、プロサッカークラブのオーナーを務めるという可能性についてはどうですか? 香川:監督という立場はないって決めつけるのはよくないです