編集部からのお知らせ: 本記事は『人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学』(著・松本健太郎、毎日新聞出版)の中から一部抜粋し、転載したものです。データサイエンティストの筆者が看破した、消費者行動をデータで読み解く上で陥りがちな「きれいごとの罠」についてお読みください。 2006年5月、マクドナルドから新メニュー「サラダマック」が登場しました。 当時のプレスリリースには「体によいことをムリせず楽しく続け、バランスのいい生活を応援するマクドナルドからの新しい提案として、野菜と果物を使ったカラダにやさしい5種類の新メニュー『サラダマック』を、2006年5月13日(土)から全国のマクドナルドで発売いたします」と記載されています。