リオネル・メッシは、ルサイル・スタジアムの暗がりの中、スポットライトに向かって独り、歩いて行った。そして、輝かしいキャリアにおいて、どうしても手に入れられなかった栄誉を、ついに手にした(敬称略)。 サッカー・アルゼンチン代表の35歳のマエストロは、ビシュトと呼ばれるアラブの伝統的なローブを身に着け、栄冠への期待に両手をこすり合わせた。それから、フラッシュの光があちこちでたかれ、花火が打ち上げられる中、ついにワールドカップ(W杯)トロフィーを空に掲げた。
画像説明, アルゼンチンのメッシ(中)は今大会の最優秀選手(MVP)にあたるゴールデンボール賞に選ばれた サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は18日夜(日本時間19日未明)に決勝があり、アルゼンチンがペナルティーキック(PK)戦の末にフランスを破って36年ぶり3回目の優勝を果たした。最後のW杯だと明言しているリオネル・メッシ(35)は、ついに夢をかなえた。 ルサイル・スタジアムで行われた決勝は、大会史上最高の戦いの1つとなった。大方の予想どおり、アルゼンチンのマエストロのメッシと、フランスのエースのキリアン・エムバペ(23)の対決となり、最後はアルゼンチンがPK戦を4-2で勝利した。エムバペは、1966年大会以来となる、決勝でのハットトリックを達成した。
「このラウンドで決まるかもしれない」――12月13日、有明アリーナ。井上尚弥がポール・バトラーのガードをこじ開け、期待通りのKOでバンタム級史上初の4団体統一を果たした瞬間を、“パンチを予見するカメラマン”はリングサイドからどのように撮影していたのか。全米ボクシング記者協会(BWAA)の最優秀写真賞を4度受賞した福田直樹氏に、歴史的な一戦を振り返ってもらった。 今回の4団体統一戦では、公開練習から井上選手とバトラー選手を撮らせてもらいました。井上選手の動きはいつも通り力強くシャープで、雰囲気としては6月のドネア戦よりもいくぶんリラックスしているようにも見えました。いい意味での余裕と緊張感が漂っていて、万全の仕上がりだったと思います。 一方のバトラー選手は、ひとつひとつの動きに乱れがなく、いかにも“正統派のボクサー”というタイプ。公開練習で特に印象的だったのはフットワークです。リングを前後左
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