新型コロナの検査会場に列を作る人たち(ニューヨーク、1月4日) Carlo Allegri-REUTERS <連邦政府も各州政府も、ワクチン・ブースターを打ってほしいと繰り返すばかりで、オミクロンの脅威をどの程度と見定めればいいのか判断できない状態> 昨年11月末から12月初旬にかけては、感染拡大に落ち着きが見られたアメリカですが、年末年始には一気にオミクロン株の感染が広まり、異常事態となっています。年明けの現時点では、例えば1月3日には「1日の新規陽性者が100万人」となり、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来の最高を記録しています。 アメリカの数え方では、「第5波」が襲来した格好です。そして量的には今回が最大の波になっています。現時点では、感染は拡大の一途であり、14日の幅での拡大率は239%(ニューヨーク・タイムズの集計)となっています。感染の状況ですが、拡大のスピードが速